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「いーち!にーぃ!」 候補生達が並んで腕立て伏せにいそしむ中、長野教官が怒鳴り声を上げた。 「このバカ共っ!誰がここまでやれと言った!」 その背後では、擱座した騎がベルゲ・メサイア(メサイア回収騎)による回収作業を受けている。 雛鎧の被害は惨憺たるものだった。 両足切断の騎に始まり、大規模修理を意味するC整備どころか、完全分解整備を意味するD整備が必要な騎が約半数。 おかげで、整備部隊が候補生達に憎悪どころか殺意に近い視線を送ってくる。 「柏っ!」 「はいっ!」 「突撃の呼吸が滅茶苦茶だからああなるんだ!」 ゲンッ! 教官の竹刀が美晴の背中に叩き付けられた。 「作戦を立案しながら、一番の所でコケおって!貴様、●●ついてんのか!?ああっ!?」 「もっていませんっ!教官!」 竹刀の痛みは戦闘服がカバーしてくれる。 美晴は腕立てを続行した。 「同じ事ぁ!誰に言えるかわかってんな!?―――宗像っ!」 「はい」 「返事が小さいっ!貴様も!」 「私もついてませんっ!」 「やかましいっ!」 「―――まぁ。対メサイアに限定して、何人かは、戦力になるでしょう」 二宮の横で候補生達を眺める騎士が言った。 よく通る声が耳に心地よい。 「さすが、隊長の子供達です」 「よせ」 二宮は苦笑しながら言った。 「私は既に、ここの教官に過ぎない」 「もったいない」 「護衛隊(ガーズ)の後釜はお前だ」 その言葉に、騎士は複雑に口元を歪めた。 整った顔立ちとアップにまとめたレタスグリーンの髪。 高い背もあって、知的な美人と言って差し支えない。 「何しろ」 二宮は、視線を教え子からメサイアへと向けた。 「私の子供はヤンチャだからな」 「はっ?」 「セオリーなんて関係ない。おかげでこの騒ぎだ―――それより」 二宮の前で、祷子の騎が止まった。 祷子が、ようやく帰投を許可されたのだ。 野戦整備用のハンガーキャリアが騎に横付けされ、整備兵や一目で開発局スタッフとわかる連中が騎体のあちこちを調べ始めている。 「月城。この騎については、何か聞かされているのか?」 「RT-01について、ですか?」 「RT-01?」 「機密騎です。詳しくは自分も知らされていませんが」 月城と呼ばれた騎士は、少し考えてから、 「水龍後継騎の一派生騎と、整備兵の噂は耳にしています」 「……βタイプだそうだな」 「はい」 対メサイア戦用、つまり、普通の目的で開発されたのがαタイプ。 対するβタイプとは――― 「実験用騎を、何のために?そんなに雛鎧が不足しているとは聞いていない」 そう。 メサイアの開発・研究用に特別開発されたのが、βタイプ。 決して、実戦に用いられない。 騎士達は、そう説明されているし、世論もそれを疑っていない。 訝しげな視線をメサイアに送る二宮の前で、後藤達が、ハンガーキャリアに乗って、コクピットから出てきた祷子達の前に降り立った。 会話はここでは聞こえないが、気になる。 「あれは、完全な意味では実験騎ではありません」 ちょっと意外。 そんな顔で、月城が答えた。 「実験騎では、ない?」 「……定義が難しいのですが」 「わかるように説明してくれ」 「はっ……」 月城は、困った顔で言った。 「先程申し上げた通り、あれは総隊旗騎にして天皇騎たる水龍後継騎として開発されました。そして」 「……」 「水龍は……対メサイア戦用に開発されたものではありません」 「ん?」 二宮は眉をひそめた。 「総隊旗騎が実験騎だと?」 「違います。あれは、完成したβタイプ。対妖魔戦用メサイアです」 「……妖魔」 後藤の言葉が、二宮の脳裏をよぎった。 「つまり、βタイプメサイアの真実とは、対妖魔戦用メサイアのことで」 「……月城」 「はっ」 「そこまで知っているということは、だ」 じろっ。 二宮の眼光が、月城を射抜いた。 「貴様……全て知っていて、ここに来たな?」 「命令です」 月城は負けじと二宮に視線を送った。 「我が内親王護衛隊―――“レイナ・ガーズ”は、本演習にサポートとして参加。訓練機の実戦演習指導に当たること。ただし、演習指導は表面的なものであり、本来任務は、索敵機器を搭載した訓練機を攪乱。演習区域を広範囲に移動させ、“目標”を索敵・殲滅することでした」 「目標?―――それが妖魔か?」 「はい。ここ一帯での活動が確認されていました」 「それを探し出すにしろ、演習なら問題はない。公式に作戦行動としては、事態まで公にせざるを得ない」 「その通りです。大尉」 「面白くないな。一歩間違えれば候補生達は妖魔とやらのエジキになるところだ」 「任務です」 「それだけか?」 「それだけです」 「―――月城」 「はっ」 「貴様……最も大切なことを、隠していないか?」 「はっ?」 二宮は、指を二つ、月城の前に出した。 「一つ―――貴様等、“レイナ・ガーズ”は麗菜殿下護衛が任務であり、妖魔相手の作戦に出る部隊ではない―――何があった?どこから命令を受けた? 二つ―――その妖魔とやらがそこらに簡単に出るとは思えない。この一帯―――今回の、この急な演習にも関わらず、何も騒ぎになっていない。何故だ?ここに、何があるんだ?」 「……」 月城は、ぐっ。と黙ってしまった。 それは、月城が真相を知っている証明。 「月城」 「……一教官に、告げて良い内容ではありません」 月城は、敬礼すると、部下と共に踵を返し、二宮の前から姿を消した。 「……成る程?」 苦笑する二宮は、その態度で、全てを覚った。 「ったく……とんだ騒ぎになったわね」 雛鎧のコクピットに戻った美奈代は、騎体をブースト移動させながらぼやいた。 「12時間のご飯抜きは解除されないし」 「仕方ないです」 牧野中尉が気の毒そうに言った。 「みんな、そうやって一人前になるんですよ?」 「中尉も経験が?」 「私は最高72時間です……最後は医務室に担ぎ込まれましたけど」 「それって虐待」 騎体が地面に着地。再びブースターを吹かし、雛鎧は跳んだ。 「でも」 クスクス。 牧野中尉は、吹き出した。 「騎体大破の責任で、教官達も今回はいろいろ大変みたいです」 「大変?」 「とりあえず、今夜のおでん屋はなしとか」 美奈代は、吐き捨てるように言った。 「―――いい気味です」 モニター越しに映し出される景色が変わった。 美しい雪景色が、黒く焦げた一帯へと。 「ここで―――風間が?」 「はい」 ピッ 牧野中尉によって、美奈代の前のモニターに情報が映し出された。 「“戦狼(せんろう)”級妖魔。サイズはM。主要な武器は牙と爪―――そしてML(マジック・レーザー)」 「それが、15体」 なぎ倒された木々。 えぐれた大地。 死骸こそないが、ここで何があったかは子供でもわかる。 「そうです。風間候補生は15体1の勝負に完全勝利されたのです」 「……信じられない。というか、そんなに弱いのですか?そいつら。20メートルの体格で」 「南米戦線ではかなりの犠牲を強いられています」 「……」 雛鎧が着地。 ブースト移動をかけた。 「それにしても」 美奈代は周囲を見回した。 「その戦域を飛び越えてシールドが飛んでいったなんて―――“さくら”の馬鹿力」 「ちがうもんっ!」 “さくら”が怒鳴る。 「マスターがバカなんだもんっ!」 「こらっ!」 美奈代が怒鳴ろうとした時、 ピーッ! 警告音が鳴り響いた。 「候補生っ!」 「しまっ!」 グンッと来る落下の感覚。 ドンッ! 満足な準備もなく地面に落下したせいで、システムが処理しきれなかった衝撃が、美奈代の尾てい骨をモロに直撃した。 「……い……っ!」 尾てい骨から走った痛みが脳天を貫き、美奈代が固まった。 「あーあ。マスターのバカ」 その顔の前で、“さくら”が呆れた顔を見せる。 「……」 美奈代は口をパクパクさせるのが精一杯だ。 「痔になった?お尻割れた?」 「か……こ……」 「染谷さんとのこと思い出して感じちゃった?」 パカンッ! 美奈代のゲンコツが“さくら”の頭を直撃した。 「痛いっ!」 「誰があんなオトコと!」 「したんでしょ?お尻で」 「してないっ!」 「えーっ!?染谷さん奥手!」 “さくら”がびっくりした顔になった。 「まだ手を出してもらってないの!?」 「あ、あんなオトコに興味はないっ!」 美奈代が怒鳴った瞬間。 『HQより1号騎』 司令部から通信が入った。 二宮だった。 「こちら1号騎、泉候補生!」 『痴話喧嘩を回線開放のままやるな!筒抜けだ!』 「―――!!」 美奈代の顔が爆発したように赤くなった。 「も、申し訳」 うつむく美奈代の横で、“さくら”がやーいやーいとはやし立てる。 『それより、シールドは発見出来たのか?』 「す、すぐ近くだと」 美奈代は慌てて周囲を見回した。 シールドの落下予測地点のすぐ間近を目指してジャンプしたのだ。 視界に入るはずだが――― 「マスター、あったよ?」 “さくら”が指をさした先。 木々をなぎ倒し、地面に突き刺さっている白い金属物。 それは確かに、シールドだった。 「ホッ。……こちら1号騎。HQ、シールドを発見。現在位置、日村―――」 「マスターぁ」 “さくら”がそっと美奈代に抱きついた。 「ん?」 抱きつく“さくら”の体が小刻みに震えている。 怯えているのだ。 「どうした?“さくら”」 「は、早く帰ろう?シールドなんて放っておいて」 「そうもいかん」 美奈代はシールドに近づき、無造作に地面に突き刺さるそれを引き抜いた。 「っ!!」 “さくら”が息を飲んだのを、美奈代は確かに見た。 「何がそんなに怖いんだ?“さくら”」 「だ、だって―――」 ガタガタ震える“さくら”は答えた。 「地面から―――何かが出てる」 「HQより1号騎MC、牧野中尉」 『こちらHQ』 「シールド落下地点。センサー異常。測定限界越えました―――データ転送します」 『HQより1号騎。現状のまま待機せよ』 「?」 「グスッ……マスターぁ」 どういうことだ? 美奈代は首を傾げた。 妖魔。 センサーの異常。 “さくら”の怯え。 ここに、何があるというのだ? 美奈代は、シールドがめり込んで陥没しただけの、何の変哲もない穴を、じっと見つめた。 長野県大字日村。 美奈代には、その地名だけしか理解できるものがなかった。 end
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出典:肴2508 61 名前:名無し草[sage] 投稿日:2009/11/13(金) 13 33 18 リトルアンカーのイベント当日券販売するのね… のレスに対して 69 名前:名無し草[sage] 投稿日:2009/11/13(金) 13 34 41 61 ミクソのイベントスレでもチケット余ってたお スレチ出てるのに意外だお なぜか出演していないスレチを出してきた不思議な69。 のちにラストランカーの間違いであることが発覚。 でもリトルアンカー当日券発売=人が集まっていないという結果は変わらず。。。 大暴落チケット画像
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ここは神谷浩史、小野大輔、中村悠一の話題以外の声優隔離スレです 男性声優のことならなんでもおk ただしBL、801、ホモ話は禁止※実況禁止※ 次スレは 930あたりの人がスレ立てを宣言してから立ててください スレ立てできない携帯厨は900以降レス番号に注意 930以降は次スレ立つまで減速推奨 前スレ 肴808 http //mamono.2ch.net/test/read.cgi/nanmin/1224863014/ 隔離スレの話題はこちらへ 【声優】bl 神谷浩史だけを語る難民スレ http //mamono.2ch.net/test/read.cgi/nanmin/1216917358/ 小 野 大 輔だけを語る難民スレ3 http //mamono.2ch.net/test/read.cgi/nanmin/1221749408/ 【声優】ぶうさま 中 村 悠 一 だけを語る難民スレ【DG5】 http //mamono.2ch.net/test/read.cgi/nanmin/1223911113/ 2008年10月現在
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エレル――ELEL―― 見るだけで顔を顰めたくなる、鮮やかな赤で染め上げられた巨大な湖。 そこに伸びる、水面が少し波立つだけでも崩れ落ちてしまいそうな程に壊れかかった桟橋。 そして桟橋が導く先の、赤錆で腐食している事がこの暗闇でもはっきりと分かる、オンボロ旅客船。 研究所への道程で通りかかった桟橋の手前で、 またベタな幽霊船だな。新堂は誰に気を使う事もなく、率直な感想を漏らした。 「新堂さん。まさかあの船に乗り込もうってんじゃないよな?」 後ろからかけられた圭一の声。 肩越しにそちらを見れば、深紅と並ぶ圭一と、 座り込んでツカサを撫でているジェニファーの姿があった。 「当たり前だろ。あんなもん人が乗ったらそれだけで沈むとしか思えねえ」 「だったら早く行こうぜ。ジェニファーからも話聞かないとならないんだしさ」 決して時間がある訳ではないらしいから。 深紅がやや控えめに口にしたそんな言葉により歩きながら行われようとしていた情報交換は、 結局の所は新堂の判断で、安全な場所に到着してから、という話で纏まった。 原因は、名簿だ。 新堂も初めは、とりあえずジェニファーの知り合いがいるかを確認しようと考えたのだが、 取り出した名簿には気付かぬ合間に赤い線が引かれた名前が増えていたのだ。 その中には殺人クラブのメンバー、日野、岩下の名前もあったが、それには然したる感慨もない。 特別仲の良い間柄ではないし、日野だろうと岩下だろうと先程の自分のように 化物の大群に囲まれるような局面に出食わせばあっさり命を落としたところで不思議はないのだから、一々驚いてはいられない。 そんな事よりもまずいと感じたのは『竜宮レナ』と『園崎魅音』の2つの名前の方。 この2人は圭一の友人だったはずだ。 バーでの情報交換では、圭一からは仲間思いの印象を強く受けた。 下手に彼女達の死亡を伝えれば、圭一が冷静でいられなくなり使い物にならなくなる危険がある。 現状自分を除けば圭一は唯一の戦力。 駅から研究所まではそれなりの距離があるというのに、その間圭一の注意力が散漫になるのは正直痛い。 伝えるならせめて、比較的安全な場所で落ち着いてからが良い。 その為、新堂は適当な理由をつけて情報交換を後回しにする事にしたのだ。 「分かってるよ。ちょっと見てただけじゃねえか。急かすなよ。 てかお前ジェニファー口説きたいだけじゃねえのか?」 「そ、そんなワケないだろ! 何を言ってるんだ新堂さん! ただジェニファーは本場の外人だしメイド服を着せたら如何程の破壊力があるかという 男なら誰でも抱いて当然の疑問が沸々と沸き上がってきてるだけで決して下心があるというワケじゃ――」 「分かった分かった。雛咲、出番だ。こいつをどうにかしろ」 「えっ……あの……」 再び始まった痴話喧嘩に、新堂は苦笑する。 先程はただ鬱陶しかっただけのじゃれ合いだが、 自分で振ってみれば、これはこれでからかい甲斐のある反応だ。 やれやれと呟いて、新堂は視線を桟橋に戻した――――その時。 僅かな一瞬だけ視界の端に青白く光る何かが入り込んだ気がした。 「あん?!」 慌てて首を巡らせ、青白い何かが見えた船の上を凝視する。 しかし、ボロボロの船以外には既に何も見える物は無い。 錯覚か。いや、違う。この暗闇で発光していたのだ。錯覚などという事は無いはず――――。 「いる…………!」 いつの間にか痴話喧嘩をやめていた深紅が静かに呟いた。 振り返れば、深紅はこれまでのオドオドした雰囲気の一切を消し、 ある種の精悍さすら感じられる表情で湖、いや、桟橋に注意を向けていた。 「こっちに、来る……! 新堂さん、下がって……!」 「雛咲? お前何か分かる――――」 「早くっ! 下がって!」 「なっ!? 危ない新堂さんッ!」 新堂の言葉に被せられた、深紅と圭一の必死な叫び。 しかしそれに身体が反応を示すよりも早く、足先から脳天まで悪寒が駆け抜ける。 直後――――新堂の視界が一変し、モノクロに染まった。 すぐ側に居た圭一達の姿が消えていた。 変わりに見えているのは、いつの間にか前方に突き出していた自身の右腕。 その手に握り、構えている拳銃。 そしてその銃口を突きつけられている外国人風の顔立ちの男だ。 それは、テレビのチャンネルでも切り替えたような、あまりにも脈絡の無い場面転換だった。 (な、何だよ、こりゃあ!?) 怒鳴ったつもりが、声は出せなかった。口すら動かせていない。 身体の自由がまるで効かなかった。 声を出そうとしても、首を巡らそうとしても、いつの間にか座り込んでいた身体を立たせようとしても、指先1つ、いや、眼球や瞼すら1ミリたりとも動かせない。 まるで自分の身体が何者かに支配されてしまっているかのようだ。 外国人風の男は拳銃から逃れるように自分とすれ違い、暗闇の中に走り去っていった。 待てよ、と声をかけようとしても、やはり声は出ない。そして―――― ぺちゃり 決して歓迎出来そうにない不気味な足音が耳に届いた。 視線を走らせたい衝動に駆られるが、反して視界はゆっくりと動く。 そこで漸く新堂は、今自分が居る場所が何処なのか認識する事が出来た。 ここは、デッキだ。狭さからして、右舷か左舷か――――とにかく船の上に自分は居る。 おそらくはあのオンボロ船か。しかし分かったところで身体が動かないのならば意味はない。 足音の主達が、視界に入った。 一目で連想したのはカエルだ。 巨大化し、二足歩行を覚えたカエルが数匹、だらしなく大口を開けて鈍い歩みで迫ってくる。 (新手のバケモンだと?! 冗談じゃねえぞこんな時に!) 思いが通じたのだろうか。 『自分の』両手が銃を構え、カエルに向けられる。 3発の銃声が、耳を劈いた。カエルの胴体から血飛沫が上がる。 が、『自分が』出来た事はそこまでだ。カエルは痛みに呻いたが、それだけだ。 刻まれた銃痕などお構い無しに、化物は歩みを再開する。 続けて引き金を引かれた銃は、空撃ちの音を虚しく立てるばかりだった。 (お、おい。ふざけんな! これで終わりかよっ!) だったらいつまでも座り込んでる場合ではない。立たねば。逃げ出さねば。 『自分の』身体が壁を支えに立ち上がった。片足が床に着くと同時に激痛が走った。 『くっそう!』 『自分の』口から、『誰かの』声がした。 『自分は』最後の抵抗とばかりに手に持つ拳銃を化物に投げつける。 拳銃は化物にぶつかるも跳ね返り、海の中へと虚しく落ちていった。効いた様子は全くない。 『自分は』化物に背を向け、足を浮かせた状態で壁伝いに逃走を試みる。 それも悪あがきに過ぎなかった。どうあがいてもそれは化物共の鈍い歩みよりも、遥かに遅い。 追いつかれるのは時間の問題だ。 (け、圭一! 雛咲! ジェニファー! 何処だ!?) 声は――――出せない。 (ちくしょう、もっと速く動けねえのかよ! 追いつかれちまうだろうが!) 身体は――――動かせない。 絶望の足音と鳴き声が、すぐ背後に迫っていた。 『自分の』首に何かが触れた。 そう思った次の瞬間――――強力な力で身体が宙吊りにされた。 『かっ……』 『誰かの』声が、掠れた声を上げた。 『自分の』身体にも何かが――おそらくは化物の腕が巻きつき、固定される。 そのまま後ろに引っ張られ、見えたのは、あの大口の上顎だ。 巨大な舌が、後頭部を舐めた。 (や、やめろ、おい! 圭一ぃ! どこにいるんだよ! た、助けてくれ!) 形にならない叫びを上げ、『自分は』化物に呑み込まれていく。 モノクロの世界が、真っ暗に閉ざされていく。 粘ついた液体が上半身を包んだ。着衣に染み込み、不快な生温かさが直接肌にへばり付く。 化物が喉を鳴らす度に、強靭な圧力が身体を絞めつけた。呑み込まれていくのだ。 呼吸は、既に出来ていない。 『すまん、なぁ。朝、子……』 『誰かの』掠れた呟きが、口から漏れた。 圧力が強められる。骨という骨が軋みを上げている。 首が、強く、強く、捻じ曲げられ―――― ごきり ――――気味の悪い音を、鳴らした。 (うわあああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁーーーーーー!!!) 絶叫が、どこか遠くから聞こえてくる。 遠く――――いや、遠くではないような気もしていた。 では近くなのか。それも良く分からない。はっきりとしない。 確かな事は、誰かが何処かで絶叫を上げている事。 そして、その絶叫に混じって別の誰かの呼びかけが聞こえてくる事。 自分の名を、誰かが呼んでいるような――――――――。 「ぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ――――――――……………………はッ!?」 視界は、また唐突に切り替わった。 目の前には新堂の顔を心配そうに覗き込んでいるジェニファーが居る。 新堂は慌てて上体を起こした。起こす事が出来た。身体が今は自由に動くのだ。 「マコト! マコト、大丈夫!?」 「どう、なって――――」 声を出し、自身の息が切れている事に漸く気付いた。 全力疾走でもした直後のように、肺が悲鳴を上げていた。 上手く酸素を取り込めず、喋ることすら覚束無い。 しばらくの間、新堂は荒い呼吸を繰り返すのがやっとだった。 「ミク! ケーイチ! マコトは大丈夫みたい!」 「そうか! いきなり悲鳴なんか上げだすから心配したぜ新堂さん!」 少し離れた場所から圭一の声がした。 気怠さを堪えて目を向ければ、バットを構えた圭一と、その後ろにいる深紅の姿が映る。 しかし、何よりも目を惹いたのは圭一の前に居るものだ。 青白く光っている人のような何かが、今、呻き声を上げて圭一に襲いかかろうとしていた。 「なん、だ。ありゃ……?」 圭一は後退りをしながらバットをがむしゃらに振り回し、そいつの接近をどうにか阻んでいた。 服装だけで判断するならば警察官のようだが、そいつは決して人ではない。 不規則に揺らめかせる身体は、実体が無いのか、後ろ側が透き通って見えていた。 幽霊というやつだろうか。それでも不思議とバットで殴る事は出来ているらしい。 しかし幾度も幾度も殴られ、怯みながらも、そいつは圭一を掴まえようと一つ覚えに両腕を前に伸ばしてくる。 「マコト。あなたさっきアレに襲われたのよ。 ケーイチが何とか引き剥がしてくれなかったら今頃……」 ジェニファーは言葉を濁すが、その先は何となく想像はつく。 あれが幽霊だとしたら『取り殺されていた』、或いはこの赤い湖に転落して溺死していた、といったところか。 先程の妙な体験は、あの幽霊の仕業だったらしい。 舌打ちを1つ鳴らし、新堂は立ち上がろうと地面に手をついた。 身体のあちこちが若干の痛みを訴えた。 無視してどうにか立ち上がるも、大きな疲労感で足が笑っていた。 危うくバランスを崩しかける。ジェニファーが横から支えてくれなければ間違いなく転倒していた。 (あのバケモンが……ふざけやがって……!) 苛立ちが膨れ上がり、こんな目に合わせた張本人に睨みつけるような視線を投げかけた。 が、そこに居たのは圭一と深紅だけだ。幽霊の姿は無い。 少し目を離した間に倒したのか。いや、それにしては圭一達の緊張は解けていない。 姿を消したのだ。 そんな芸当も可能なのかよ、と一瞬考えたが、相手が幽霊ならばそれも当然だ。 そもそも自分が先制を許してしまった理由は、敵が見えなかったからに他ならない。 (やばい、どうする!?) 自分も参戦するべきか、新堂は迷った。 呼吸は整ってきた。とりあえず動く事は出来るはず。戦えなくはないだろう。 だがいつの間にか――おそらく最初に攻撃された時――バットをどこかに落としていた。 幽霊の攻撃を食らえばあの幻覚を見せられるのだと思えば、とても素手では戦う気にはなれない。 「ジェニファー、俺のバット知らねえか?!」 「あそこよ! 圭一達の向こう!」 ジェニファーが指を指す。見ると確かにバットが落ちている。 だが、あそこに向かうということは、幽霊のいるかもしれない場所を突っ切らねばならないという事。 その時に襲われでもしたら本末転倒だ。 どうするか、新堂は判断に迷う。と、そこで深紅の存在が気になった。 深紅は何をしている。圭一の後ろにくっついて、一体何をしている。 あんな所に居ては圭一の邪魔になるだけだ。それなのに。 その疑問を解決したのは、他ならぬ深紅だった。 深紅はハッと何かに気付いたように顔を強ばらせると、圭一に指示を出す。 圭一が深紅の指示通りに振り向き、身体を深紅の前に滑り込ませる。 同じ方向に警察官の幽霊の姿が浮かび上がったのは、その直後だった。 予めその出現を知らされていた圭一の一振りが、カウンターで幽霊の顔面を殴り飛ばした。 首が不自然すぎる角度に折れ曲がる。幽霊は苦痛に身悶えるように奇声を上げた。 それは、まさに断末魔の叫び。 暫時辺りに響き、やがて声が消えると同時に幽霊は身体を散り散りにして、消滅した。 後には、残るようなものは何も無かった。 「やった、のか?」 新堂は問いかけた。圭一も戸惑うように深紅を見る。 視線を向けられた深紅は躊躇いがちに頷き、でも、と付け加えた。 「封印出来たわけじゃない……。多分、また現れます……」 「封印? どういうことだよ雛咲さん」 「それは――――」 「ちょっと待て雛咲。お前が何か知ってるのは分かったけど話は後にしろ。 アレがまた出て来るなんて面倒臭え。とっとと離れるぞ」 圭一達の戦闘を見る限り、深紅は幽霊の居場所をある程度探知出来るようだ。 そうと知っていれば、あの幽霊にはもう不意を突かれる事は無い。負けはしないはずだ。 しかし、万が一にも攻撃されればあの幻覚を再び見せられる事になる。それはもう願い下げだった。 ここは逃げの一手が正解だろう。 小さく舌を打ち、新堂はバットを拾いに向かった。 その時視界に入った、今にも朽ち果てて沈没しそうな、しかし、不気味な存在感のある幽霊船。 先程見た幻覚の中の自分が居た場所だ。 (……幻覚ねえ) 幻覚――――いや、あの映像を単なる幻覚と片付けるのはやや抵抗があった。 あの映像の生々しさは脳裏に刻み込まれていた。臭いや痛みまで思い出せそうだ。 あれは、記憶なのではないか。あの幽霊船で化物に殺された人間の記憶。 攻撃がきっかけで見えた映像なのだから、あの幽霊の記憶ではないだろうか。 そう思えた。 ふと、新堂はポケットから名簿を取り出した。 あの幽霊は、この街で化物に襲われ殺された警察官。 そう仮定するなら、つまりあの警察官も「呼ばれし者」の内の1人だったという事になる。 ならば、名簿を見れば名前くらいは分かるかもしれない。そう思い当たったのだ。 赤い線の引かれている名前に上から順に目を通す。果たして、該当する名前は見つかった。 現時点で日本人の男の名前で死亡者は「日野貞夫」「藤田茂」の2名。 日野ではないのは確実なのだから、残るは「藤田茂」。この男だろう。 (「藤田」、ね。もう1人いやがったな。あいつは……) 記憶の中で見た、外国人風の男。 一応名前をチェックしようと考えたが、新堂は自嘲気味に鼻を鳴らし、すぐに名簿をしまった。 そもそもこちらは死んでいるかどうかも分からない人間だった。チェックするだけ無駄だ。 だが、男の顔は覚えておく必要がある。 あの記憶の中では、男は藤田に銃を突きつけられていた。 そして、男は藤田を置き去りにして逃走した。 経緯はまるで分からないが、男は間接的にとは言え藤田を殺害した。 あの記憶だけで判断するならそういう事になるのだ。警戒は、必要だ。 「新堂さん。どうかしたか?」 「ああ? いや、何でもねえよ」 バットも拾わずに立ち止まっていた新堂を不審に思ったのか、圭一が声をかけてきた。 藤田や男の事は、今はまだ話せない。話すには流れとして名簿を見せる必要がある。 圭一の仲間の事もあるし、それは研究所に着いてからでいい。 新堂は名簿をポケットに戻し適当に誤魔化す事にした。 「ちょっとまだ身体が痛くってな」 「あ……さっき圭一さんが叩いてたから……」 深紅が聞き捨てならない言葉を口にした。 瞬間、慌てふためいた圭一が素早く深紅に近付き、口を抑えた。 その態度は、どう見ても後ろめたさの証明。新堂の顔が、険しさを増した。 「……そういやさっきジェニファーが『圭一が引き剥がした』とか言ってたな。 お前まさかそのバットで俺ごとぶん殴ったんじゃねえだろうな?」 「い、いやー、だってしょうがないだろ? そうでもしないと新堂さん殺されてたかもしれないし」 引きつった愛想笑いを浮かべる圭一を、新堂はしばし睨みつけていた。 圭一の言う事は尤もだ。ここは新堂も感謝をしなくてはいけないところかもしれない。 しかし、全身の痛み。倦怠感。そして借りを返すべき相手からは逃げねばならない苛立ち。 八つ当たりをするには充分の理由が揃っていた。 新堂は意地の悪い笑みを圭一に返した。 「覚えとけよ圭一。世の中にはほんの些細な恨みで人殺す奴もいるんだぜ。 例えば、部活の勧誘を無視されたってだけで、とかな」 「お、おいおい。だから物騒なこと言うなって」 困惑し、まあまあの反応を見せる圭一。 ささやかな憂さ晴らしくらいにはなった。今はその程度で良しとしておこう。 「ふん、まあいいや。とにかく急ごうぜ。モタモタしてるとまたアレが出てきちまう」 新堂はバットを拾い、全員を見返した。 ジェニファー。深紅。圭一。幸い1人として負傷者はいないようだ。 自分だけが攻撃された事には少々の不満を覚えるが、これ以上の愚痴は止めておく。 倦怠感の抜けそうにない身体で、新堂は先頭を行く。 休める場所――――研究所までは、後、もう少しだ。 【D-4/リトル・バロネス号付近/一日目夜中】 【新堂誠@学校であった恐い話】 [状態]:銃撃による軽症、肉体的疲労(大)、精神的疲労(大) [装備]:ボロボロの木製バット [道具]:学生証、ギャンブル・トランプ(男)、地図(ルールと名簿付き)、その他 [思考・状況] 基本行動方針:殺人クラブメンバーとして化物を殺す 1:研究所へ向かう 2:研究所に着いて安全を確保するまでは名簿の死亡者については話さない 3:安全な場所で雛咲、ジェニファーから情報を得る 【前原圭一@ひぐらしのなく頃に】 [状態]:銃撃による軽症、赤い炎のような強い意思、疲労(小)、L1 [装備]:悟史の金属バット [道具]:特に無し [思考・状況] 基本行動方針:部活メンバーを探しだし安全を確保する 1:研究所へ向かう 2:安全な場所でジェニファーから情報を得る 3:部活メンバーがいれば連携して事態を解決する 【雛咲深紅@零~zero~】 [状態]:T-ウィルス感染、右腕に軽い裂傷 [装備]:アリッサのスタンガン@バイオハザードアウトブレイク(使用可能回数7/8) [道具]:携帯ライト、ヨーコのリュックサック(P-ベース、V-ポイズン、ハンドガンの弾×20発、試薬生成メモ)@バイオハザードアウトブレイク [思考・状況] 基本行動方針:ヨーコの意思を引き継ぐ 1:研究所へ向かう 2:安全な場所でジェニファーから情報を得る 3:幽霊……触れる……? どうして? ※怨霊が完全に姿を消している時でも、気配を感じることは出来るようです。 「……ん? ツカサ?」 4人の最後尾を行くジェニファーは、ツカサの姿が見えない事に気付いた。 先程までは、自分がエスコートをするのだ、と言わんばかりに優雅に先頭を歩いていたツカサが見当たらない。 キョロキョロと辺りを見回す。振り返った時、漸くその姿を見つける事が出来た。 ツカサは顔を上げてはいるものの、腹ばいの体勢で地面に座り込んでいた。 「ツカサ。行くわよ」 呼び掛けに対し、ツカサは、クゥン、と小さな返事を返して立ち上がった。 カツカツと爪音を立ててジェニファーの横を通り過ぎていく。 「疲れたの? もうちょっとだから我慢してね。 ……何か餌になるようなものがあるといいけど」 マコト達の目指す先は「研究所」。 とても食べ物とは縁の無さそうな場所だが、まあ着いたら探すだけ探してみるとしよう。 ツカサがマコト達に追いつき、彼等の前を歩いていく。 思考に沈みかけていたジェニファーはそれに気付き、慌てて早足で後を追った。 【ジェニファー・シンプソン@クロックタワー2】 [状態]:健康 [装備]:私服 [道具]:丈夫な手提げ鞄(分厚い参考書と辞書、筆記用具入り) [思考・状況] 基本行動方針:ここが何処なのか知りたい 1:餌……探さないと 2:安全な場所で三人から情報を得る 3:ここは普通の街ではないみたい…… 4:ヘレン、心配してるかしら <オマケ> 【ツカサ・オブ・ジルドール@SIREN2】 [状態]:T-ウィルス感染 [装備]:首輪 [道具]:なし [思考・状況] 基本行動方針:主人を探す 1:人間は守る 2:西の方から主人の匂いを感じる 3:空腹? ※ゾンビを噛んだため、T-ウイルスに感染したようです ※オマケなので、参加者として扱う必要はありません 『敵』はもう、いなくなった。 この船に入ってこないのならば、追いかける必要は無い。 自分の役目は、『敵』を捕まえる事ではない。 自分の役目は、『敵』を殺す事ではない。 自分の役目は、今度こそ――――。 霧散していた身体を、時間をかけて1つ1つ繋ぎ止め、 誰もいなくなった桟橋付近で藤田茂は再生を果たした。 ゆらり。ゆらりと。青白く光る身体を宙に漂わせ、 ゆっくりと桟橋を渡り、リトルバロネス号へのテロップを滑るように昇る。 デッキを通過し、客室の一室の扉を「開けもせずに」中に入った。 その部屋で蹲っているのは、1人の少女の幽霊だった。 生前、助けたくても助けられなかった外人の少女。その幽霊だ。 死の直前、余程怖い思いをしたのだろう。 こうして肉体を失った後でも少女は身体を小刻みに震わせてすすり泣いていた。 不憫に感じ、藤田は目を細める。少女の頭に実体の無くなった自分の右手を、優しく置いた。 もう大丈夫だ。 ちょっと苦労したけど、怖い奴らはおまわりさんがみーんな追っ払ってやったから。 だから安心して、休むんだ。…………なっ! 【D-4/リトル・バロネス号客室/一日目夜中】 ※怨霊に攻撃をされると呪いにより体力を奪われる事があるようです。 また、怨霊の死亡時の記憶を見せられる事があるようです。 どちらの現象も、怨霊の攻撃の際に必ず起こる事とは限りません。 ※怨霊には物理攻撃もそれなりに通用するようです。 倒せば一旦は消滅しますが封印される訳ではないので時間経過で復活します。 ※怨霊は基本的に実体化してますが、攻撃してこない間は姿を消す事も出来るようです。 back 目次へ next 猫歩肪当(猫も歩けば棒に当る) 時系列順・目次 Night of the Living Dead 生まれ変わったら双子がいいね 投下順・目次 せめて一度くらい、幸せな夢を見させて back キャラ追跡表 next Doppelganger 新堂誠 隠し件 Doppelganger 前原圭一 隠し件 Doppelganger 雛咲深紅 隠し件 Doppelganger ジェニファー・シンプソン 隠し件
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夏の気候と風を吸い込んで、少年はこれから始まる激動の毎日への好奇心と挑戦心をを、空気以上に胸いっぱい、体いっぱいに巡らせた。 密航した船が嵐に巻き込まれ、体が放り出された時は死を覚悟したなあ、となんだか他人事みたいに思い返す。 このノースティリスの大地に打ち上げられ気を失っていた彼を助けてくれた自分と同じエレアの……名前は忘れた、少し気障ったらしい腹の立つ緑髪の男と、ラーネイレと名乗った美しい女性。 緑髪の男の話もおざなりに、彼は女性に、ラーネイレに見惚れていた。 それも仕方がない、男ならば振り向かずにはいられない、全人類どんな種族も(カオスシェイプやかたつむりの美的価値観は正直分からないが)はっと息を呑む……そんな女性だったから。 「綺麗だったなあ」 ヴェルニースに行くことを勧められて、彼は今ノースティリスの大地をその二本の脚で歩いている。 彼の名前はプロミス、至極善良で、前途洋々な、きっと誰かが、一度は夢見たことのある冒険者の道を歩むもの。 自分が魔法戦士であるということと、エレアと呼ばれる種族に分類されていることは覚えているのだが。 船から放り出されたせいなのか、密航する以前の記憶が殆どないのだ。 どこからきてどこへ行くのか、何も分からない。 しかしプロミスの心を満たすのは恐怖ではない。 前述した通りの未知の世界への好奇心と挑戦心だ。 それは彼が生を諦めるその日まで永遠に続くはずの、世界と繁栄と盟約の物語。 ヴェルニースの街は、言われたとおり子供の足でもすぐさま辿り着くほど近い場所にあった。 賑やかな音楽と、次いで遮る鮮烈な悲鳴に体をびくっとさせたが、ええいままよ!とプロミスは大きく一歩踏み出した。 鈍い音と共に、時空が歪むのを感じる。 目の前にあったはずの街が湾曲して遠ざかっていく。 モンスターか!? プロミスは慌ててエーテルの長剣を構える。 手に馴染む、愛着のある美しい永遠なるエーテルの長剣。 これさえ共にあれば、どこまでも、自分で道を照らし切り開ける。 しかし、いくら空を切ろうとも、迫り来る歪みは収まらない。 じわじわと締めあげられるような恐怖、張り詰めていくそれは、ドンっと小さな爆発を起こして、彼の存在をノースティリスから消した。 プロミスは、鏡を見た。 緑の長髪を後ろに適当にくくり、ぼんやりと眠たそうな揃いの緑の瞳で、鏡の中のプロミスはこちらを見返す。 『ゲームスタートだ』 彼は告げる、限られた、永遠ではなく約束もない物語の、始まりを。 暗がりに人が集まっている。 意識を取り戻したプロミスは、ざわめきと多すぎる気配をいっぺんに受けた。 手足は石になってしまったみたいに動かず、取り戻した意識も粘着く倦怠感に絡め取られてまともに機能しない。 周りの人間もそれに変わりはないらしく、ざわめきと思ったものの大概は、呻き声だった。 いや、確かに、言葉が聞こえる。 健常で、居丈高な……声達が剣を交えている。 「ふん、どうやらシモベ達がお目覚めのようだぞルルウィ、静かにしろ」 「あらあ、貴方こそブウブウ鳴くのを止めたらいかが、ブタのマニ」 男と女は会話の終止符にお互い大量の悪意を詰め込んで、剣を収めた。 「喧嘩してる場合じゃない……はやく……」 静かで慈しみのある声が窘める。 暗黒で姿はわからぬが、春の慈雨を思わせる声はプロミスを少しだけ安心させて。 「間引きを……裏切り者の間引きを……」 ぞっと、肌を粟立たせた。 「フハハハハッ、クミロミの言う通り!」 岩を砕く豪快な笑い声。 「全く我が元素からなる神とあろうものが痴話喧嘩とは」 苦言を呈する厳かな声。 「うみゃみゃぁあ仲が悪いの?よくない!よくない!」 気が触れたような調子はずれの声。 「べ、別に羨ましくなんか無いけどやめなさいよね!」 場違いに嫉妬する声。 合わせて、七人。 誰だろう、誰だろう、僕は知っているぞ。 プロミスは懸命に起き上がる。 闇に慣れてきた瞳は声の主達を見つめる。 順繰りに確認し、一言。その場にいた全員が答えるだろう言葉を真っ先に口に出した。 「神様……?」 ノースティリスには七柱の神が存在していた。 正確には無のエイスも含めた八柱だが、無のエイスは名の通り無宗教を表す。 機械のマニ、風のルルウィ、元素のイツパロトル、収穫のクミロミ、地のオパートス、幸運のエヘカトル、癒しのジュア。 その神々が、今この場所に、プロミス達の目の前に降臨している。 「そう、我々はお前たちが崇める神だ」 機械のマニはプロミスの放心した声に満足そうに頷いた。 「神様か、ならなおさら分からないね」 横槍を入れるついさっき聞いたばかりの男の声。 見上げると、緑髪のエレアが立ち上がりその美しい弓を構えていた。 「ロミアス」 そうだロミアスだ。 マニは面倒くさそうにその名前を呼んだ。 「今から話を始めようと言う時に無礼な……これだから弓などという旧式の武器を扱うものは」 「弓じゃないわよ、エレアが悪いのブタさん」 マニに突っかかるルルウィの言葉にロミアスだけではなく自分の種族も貶されプロミスはむっとする。 だからといって神様に武器を向けるだなんて、とても自分ではできない。 とても勇気のある誇り高きエレアの戦士だ、なんてロミアスのことを見なおしてしまう。 プロミスは知らなかったが、ノースティリスでの信仰は少し他の宗教観とは異なっている。 一部には勿論、信心深く神を信じ仰ぐものがいるが、大概はその信仰からくる恩恵を期待するものばかり。 特に冒険者達はこぞって宗教を変え、自分に最も有益な宗教を探している。 「神様が我々になんの用だ、君たちと違って我々は忙しくてね」 異形の森の使者としての役目を果たさねばならぬのに、とロミアスは添える。 「ちょっとそれをロミアスが言うのは納得出来ないけど……」 美しいエレア、ラーネイレは苦笑してその傍らに立つ。 それは人間の勇気の象徴に見えて、プロミスを含めその場に居た者達は鼓舞され、暗闇の恐怖をうちはらった。 「これだから……お前らがそうだから、このような催しを開かねばならなくなったのだ」 「催し?」 マニは心底うんざりして、腕を組む。 「……簡単な催しだ、お前たちのような冒険者なら常に……行っている」 「殺し合いだ、この場にいるものが一人きりになるまでの、殺し合いの催しだ」 低い低い宣告に皆ぽかんとして、あるものは肩をすくめ、あるものは笑った。 「そうですか、とやるわけにはいかない。やれやれだ、実に」 異形の森の使者ロミアスはミンチになった! 「ロミアス!?」 ラーネイレの悲鳴と、ロミアスだったぐちゃぐちゃの肉塊が散らばる音。 「静かに……もう一度遮ったら……君たちも…………」 血の滴る鎌を携えたクミロミはしとしとと、人間たちを精神的に押さえつける。 それからはラーネイレも、誰も、物音一つ立てることは無くなった。 「宜しい。先ほど言ったとおり、これからお前達には殺し合いをしてもらう」 機械じかけの照明がぼんやりと世界を照らし、暗がりに映像を映し出す。 数多の冒険者の見慣れたノースティリスの大地の地図。 しかしそれは妙に小さく、いくつかの建物を欠いていた。 「私達で作ったミニチュアのノースティリスよ、よくできているでしょう?」 ルルウィはからから風車を回すように笑う。 聴衆は納得するが、微動だにできず。 「三日間……このノースティリスで……君たちは最後の一人になるまで殺しあうんだ」 もしも一日の間に誰も死ななければ、その時点でこの箱庭は閉じられる。 ぐしゃりと、中身ごと。 「どうして……」 思わずプロミスは疑問を漏らし、はっと手を口に当てた。 殺される、殺されてしまう。 どうして、どうして、ひどい。 「フッハハハハッハハ!確かに当然の疑問よの!!」 プロミスを覆う殺意を退けたオパートスの笑い声。 クミロミも、疑問を口にする権利はあるだろうとその手を動かすことはなかった。 「汝らが日頃我々に対する信仰の、水と火の報いだと思うがいい」 勘のいいものたちはそこではたと、理由に気付かされる。 「うみゃぁ……裏切っちゃう!みんなすぐ裏切っちゃう!」 有益を求め、目当てのものを賜ればすぐさま宗旨変えする。 「わ、私たちだって……神様だって怒るんだからね!」 その神々を舐め切った立ち振舞。 「我々は、お前たちを、信仰してくれたお前たちを愛していたのに」 プロミスは理解できなかったが、その言葉に酷く悲しくなった。 裏切ったのだ、僕たちは、きっと、神様の信頼を。 「裏切りは……許さない……でも」 愛しているから、また信じたい。 これは信仰を試す試練でもあるのだ。 最後の一人になるものは心を入れ替え、本当の信心を見出すだろう。 それを繰り返して、星の数ほど居る冒険者の選別を行うのだ。 もう裏切られないために、きちんとお互いを愛せるように。 「迷える我がシモベであった者達よ、機会を授けよう」 「もう無様に這い上がることはできないけれど、頑張ってね子猫ちゃん達」 「定命の者達よ、汝らの信用を取り戻すのだ」 「帰ってきたら、ずっと一緒だよ……もう離さない……」 「フッハハハハハ!!!」 「うみゃみゃ♪」 「せ、精々沢山戦うことね!終わったら怪我……治すから」 神々の言葉がぐるぐると周りを囲む。 僕の冒険の第一歩は、とんでもないものになってしまった。 プロミスは蒼白な顔色になっているラーネレイを見て、ぎゅうと拳を握る。 「さて、これからお前たちをこのミニチュアノースティリスに這い上がらせる。最後の復活だ、心してかかれよ」 え?と全員がマヌケな音を出す暇もなく。 ´. __,, ======== ,,__ ...‐ ゙ . ` ´ ´、 ゝ ‐... ..‐´ ゙ `‐.. / \ .................;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;; ´ ヽ. ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;................. .......;;;;;;;;;;゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙ . ヽ ゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙;;;;;;;;;;...... ;;;;;;゙゙゙゙゙ / ゙ ゙゙゙゙゙;;;;;; ゙゙゙゙゙;;;;;;;;............ ;゙ ゙; .............;;;;;;;;゙゙゙゙゙ ゙゙゙゙゙゙゙゙゙;;;;;;;;;;;;;;;;;.......;............................. ................................;.......;;;;;;;;;;;;;;;;;゙゙゙゙゙゙゙゙゙ ゙゙゙゙i;゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙;l゙゙゙゙゙ ノi|lli; i . .;, 、 .,, ` ; 、 .; ´ ;,il||iγ /゙||lii|li||,;,.il|i;, ; . ., ,li ; .` .; il,.;;. ||i .i| ;il|l||;(゙ `;;i|l|li||lll|||il;i ii,..,.i||l´i,,.;,.. .il `, ,i|;.,l;; `ii||iil||il||il||l||i|lii゙ゝ ゙゙´`´゙-;il||||il|||li||i||iiii;ilii;lili;||i;;;,,|i;, ,i|liil||ill|||ilill|||ii||lli゙/`゙ ´゙`゙⌒ゞ;iill|||lli|llii ;゙|lii|||||l||ilil||i|llii;|;_゙ι´゚゙´`゙ ´゙゙´`゙``´゙`゙´``´゙`゙゙´´ 原子爆弾が文字通り彼らを吹っ飛ばした。 「うむ、実に良い」 「悪趣味」 機械のマニのほくほくとした笑顔。 始まりをド派手に告げた赤い花。 これから彼らが歩む、一時の冒険。 【ロミアス@NPC 死亡】 【Elona Battle Royal始動】 0 NEXT→ 投下順 01:見る目がない 時系列順
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むかしむかしのある時代のある所、そこには二人の兄妹が住んでいました。 平凡な兄のキョウスケ。とても美しい容姿の妹のキリノ。 喧嘩が絶えない(他人からは痴話喧嘩にしか見えない)二人でしたが、その仲はとても良く、 キョウスケは近くの森で取れる木の実や果物を町で売り、キリノは町で絵のモデルをしたりしながら 二人はつつましく、仲良く暮らしていました。 そんなある日のこと、二人の住む家に人が尋ねてきました。 「どちら様ですか?」 「ちょっと近くを通りかかったの。道に迷ってしまってね。 町へはどのようにしていけばいいのかしら?」 「それなら・・・・・」 頭に猫耳をつけ、この辺りではほとんど見かけないゴスロリ調の服を着た女性を怪しく思うキリノでしたが、 心優しいキリノは丁寧に道を教えてあげました。 「ありがとう。おかげで町に無事にいけそうよ。これはお礼よ。受け取って頂戴」 そうして差し出されたのは真っ赤なおいしそうなりんごでした。 「あんた、そんなかっこうしてるのにまともなんだね」 「これは私の正装よ」 一言多いキリノでしたが、そのりんごを受け取り、女性は町へ向かっていきました。 「ふ~ん、結構おいしそうじゃん」 キョウスケがなかなか帰ってこないので、キリノはそのりんごを一人で食べることにしました。 「へぇ、なかなかおいし・・・い・・・?」 一口りんごをかじったキリノは、バタリと倒れてしまいました。そのまま気を失ってしまいます。 なんとそのりんごは、この辺りでは有名な魔女の、呪いのりんごだったのです。 帰ったキョウスケがキリノを見つけたときには既に手遅れでした。 声をかけてもゆすっても起きないベッドに寝たきりのキリノを前に、キョウスケは考えます。 一体誰がこんなことをしたのだろうと。 コンコン そんな時、家に訪ねてくる人がいました。 キリノが心配で仕方ないキョウスケはとても煩わしく思いましたが、でないわけにはいきません。 「へいへい。ったく、こんな時に一体誰だ?」 戸を開けると、そこにはボロボロなローブをかぶった怪しい人がいました。 「あんた・・・なんだ?」 「妹が倒れてしまったようね」 「!? なんでそれを知ってる!?」 「あなたの妹は魔女によって触れることもできぬ永き眠りの呪いを受けた。その呪いを解く方法はただ一つ」 「なんだと?」 「それは―――王子のキス」 「んな!?」 「運命に定められた、ただ一人からのキスこそが呪いを解く唯一つの方法」 怪しい人物から語られるのは、キョウスケにとって到底信じたくない言葉でした。 キス? 王子様? キリノが、他の男と? 「ふふふ、混乱しているようね。まあ無理もないわね」 「おまえは一体・・・」 「私は魔女。千葉の魔女。人は私を黒猫と呼ぶわ」 怪しい人物はそういいながらローブを脱ぎました。 頭にネコミミをつけたゴスロリの少女。確かにこれなら黒猫と呼ばれても仕方ないかもしれません。 「なんでこんなことを・・・」 「さあ、なぜかしら?」 ふふふと意味深に笑う魔女、黒猫にキョウスケは戸惑うしかありません。 「それでは私はこれで失礼するわ」 「ま、待てよ!」 その場を去る黒猫を追うキョウスケでしたが、気がついたときには姿はありませんでした。 キョウスケはキリノを守るためと、森の奥へと家を移しました。 にもかかわらず、キョウスケの家には多くの男がキリノを求めてやってきました。 どこから噂が流れたのか、キスをさせろと言い寄る男達をキョウスケは力ずくで追い返し続けました。 そんな生活が1ヶ月続くころ、キョウスケは自分のやっていることに疑問を持ち始めていました。 もしかしたら、自分はキリノを守っているつもりで、キリノの幸せを妨害してるんじゃないだろうか、と。 このまま自分がこんなことを続けていればキリノは目を覚ますことができない。 そして兄妹はいつか別れなくてはいけないもの。 それをキョウスケも分かっていないわけではありませんでした。 でも、それでも、キョウスケはどうしてもそれを受け入れることが出来ません。 「俺はどうしたらいいんだ・・・キリノ」 それから幾日かたち、キョウスケのもとにとある人物がたずねて来ました。 「始めまして。僕はコウキ、これでもこの国の王子です」 それままごうことなきこの国の王子、コウキでした。 「あなたがキョウスケさんですか?」 「ああ、そうだ」 王子、の付き人であろう女性が聞きます。 「あなたのことはキリノからよく聞いています」 「キリノから?」 「はい。キリノにはよくお世話になってました。 申し送れました。わたし、あやせっていいます」 キョウスケはキリノの顔の広さに驚きを隠せませんでした。 まさかお城にまで仕事で言っていたとは思いもしてませんでした。 「早速ですがお兄さん。キリノを開放してください」 「それは・・・」 「お兄さんのお気持ちはわかりますけど、このままではキリノは目を覚ましませんよ」 そういわれてしまうとキョウスケは何も言い返せません。 しかし、わかっていてもキョウスケは首を縦に振ることは出来ません。 「悪い。どれだけ理屈を並べられても、俺はここをどけねえんだ」 「お兄さん」 「それにまだ、こいつがキリノの・・・運命だと決まってるわけじゃねえ」 「僕は王子ですよ。それでも、ですか?」 コウキはどうやらキリノが目を覚ます条件を知っているようでした。 なぜそんな正確なことを知っているんだ、とキョウスケが疑問をかんじていると、 「私が教えたのよ」 「黒猫」 「お久しぶりね」 キリノが倒れた原因の魔女、黒猫がコウキの後ろからあらわれました。 「キリノさんは王子である僕のキスで目覚める。そうですね」 コウキは確かめるように黒猫に問いかけました。 「まあ、そういうことになるのかしら」 「なんか投げやりですね。嘘つたりしませんよね?」 「さて、ね」 黒猫は楽しむでもなく、本当にどうでもいいと言いたげな態度をとります。 「それじゃあキョウスケくん。そこをどいてくれるかな?」 「断る」 「それがキリノさんのためにならないとしても、ですか?」 「ああ、そうだ。どうしてもキリノが欲しいなら、俺を倒してからいくんだな」 「俺は、キリノを、守る」 そういいきるキョウスケに、ほう、とコウキは息をもらしました。 「ホント、強情な人」 黒猫はそんなキョウスケに呆れてしまったようです。 「そういうことなら遠慮はしませんよ」 「やれるもんならやって見やがれ」 「そうですか。じゃあ――――いきますよ!」 戦いの結果、キョウスケはコウキを倒すことはできませんでした。 「ふう。キョウスケくん、大丈夫ですか」 「大丈夫・・・じゃねえよ」 キョウスケは負けてしまいました。 それは、一つの終わりを意味していました。 「それでは、僕はキリノさんのところに行きます」 「・・・・・・」 キョウスケは答えません。 そんなキョウスケを気にしながらも、コウキはキリノの眠る小屋へと入っていきました。 「これで、いいんだよな」 「お兄さん」 倒れたキョウスケのもとへあやせがやってきます。 「これで、アイツも幸せになれる。これで、いいんだ」 あやせに助け起こされながら、目から落ちる涙を拭いもせず、キョウスケは自分に言い聞かせるようにいいました。 そんなキョウスケに影がかかります。黒猫です。 「それはどうかしらね」 「黒猫さん。この期に及んでそれはどういう意味ですか」 「私がどういう呪いをかけたか、あなたは覚えているかしら?」 黒猫の問いかけに、キョウスケは答えます。 「当たり前だ。王子のキスでしか目覚めない、眠りの呪い。お前がそういったんだろ」 「ええ、そうね。確かにそういったわ。でもそれだけでは不完全ね」 「どういう意味だ」 「私はね、『触れることもできぬ永き眠りの呪い』、そう言ったのよ」 「何が違うって言うんだ」 「わからないかしら?」 先ほどとは違い、愉快そうにキョウスケに黒猫は問いかけます。 そんな黒猫に、キョウスケがだんだんとイライラし始めた時、コウキが戻ってきました。 何故か一人で。 「いやぁ参りました」 「おまえ・・・キリノはどうした」 「どうしたもこうしたも・・・あれじゃあ近付けませんよ」 「はあ?」 「なんかですね、触れようとするとバチッてなるんです。 何度かチャレンジしたんですけど、どれも同じ結果でした」 キョウスケはコウキの言葉が信じられませんでした。 キョウスケはいままで、眠り続けるキリノの世話をし続けてきました。 埃がかぶらないように、髪が痛まないように、時には祈るように手を握ることもありました。 その間、コウキの言うようなことは一度もなかったのです。 「本当に強情な女だこと」 「どういう意味ですか」 「『触れることもできぬ永き眠りの呪い』。そして王子のキスのみで目が覚める。 これはつまり、運命の相手以外に触れることすら許されないことを意味するわ」 黒猫の口から、真実が語られます。 「気持ちが移ろえば相手も移ろう。あの女が求めた運命の相手こそが『王子』。 決して「王子」が運命の相手ということではないわ。そして、あの女に触れられる人間はただ一人」 黒猫はまっすぐにキョウスケを見つめます。 「おいきなさい。あの女が求めた人はただの一人だけ。 女を待たせるのは、男のすることではないわ」 「キリ、ノ・・・キリノ!」 話を聞いたキョウスケはヨロヨロ立ち上がり、キリノの眠る小屋へと向かっていきました。 「ふう。まったく、やれやれだわ。ようやく私の求めたものが手に入ると思ったのに」 「黒猫さん、あなたは・・・」 「あら、なにか?」 「・・・いえ、なんでもありません。――黒猫さん」 「なにかしら?」 「あの二人、どうなるんですか?」 「さあ?」 「随分無責任ですね。あなたが原因のクセに」 「知ったことでないわ。私は私が求めるもののためにやった。それだけよ。 その結果が、私の望むものでないのなら、そんなものはどうでもいいわ」 「まるで負け惜しみですね」 「言ってなさい」 そういって黒猫は背を向けます。 「どちらへ?」 「もうここには用はないわ」 「そう、ですね。それでは僕らも帰りましょうか。あやせさん」 「はい」 「キリノ」 キリノの元へ辿り着いたキョウスケは、キリノの顔を覗き込みます。 「これが本当に正しいのか俺にはわかんねえ。でも、お前がこれで目を覚ましてくれるなら俺は・・・」 そこでキョウスケは言葉を切ります。 「いや、違うな。これは、俺がしたかったことなんだ。だから」 目を覚ましてくれ。キリノ。 キョウスケはキリノの口にキスをしました。 「ん・・・」 「キリノ!」 「・・・へへ」 「何笑ってんだよ。散々心配かけさせやがって」 「べっつに~。ただ、さ・・・」 「ん?」 「待っててよかったなってね」 「――! 待たせて、ごめんな」 「ううん。ね、キョウスケ」 「なんだ?」 「助けてくれてありがと。それと・・・」 「これからもずっと、一緒にいてよね。大好きだよ」 こうして目覚めたキリノとキョウスケは、これまで以上に仲睦まじく幸せに暮らしていったそうです。 めでたしめでたし。 -おわり-
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ルスト さて。 ルスト 夢だね。 ルスト 私もたまには現職らしい事をするとしよう。クルーズメンバーも多い円卓だ。 ルスト やたらめったら知り合いが多い気がするが気にしてはやってけない。 ルスト 今回の村は「役職ヤバめ多め」のインフレ村さ。 ルスト 人数は15名。役職割合は以下の通りだ。↓ ルスト 人狼A、人狼B、人狼C、サイコキラー、妖術士 予言、霊能、勇者、暗殺、独裁、復讐、赤ずきん、共感、共感 伝道 ルスト (+初日犠牲者)だね。 ルスト 今宵の村に招待されるメンバーは… ルスト ロディーエルゥーアンゼールストー呪喜ー夏凛ー智咲ーハツネー紫水ーマリアー那菜葉ーレニェーレザンーヘルツーふゆゆー ルスト やたらめったら知り合いが多い気がするが気にしてはやってけない。 ルスト さあ。各々役職を確認したね? ルスト それでは目を開けたまえ! ゲームの始まりだよ! エルゥ ハァ〜……(深くため息 エルゥ なんでまたアタシなのよッ!!! エルゥ それで何でまたこいつらなのよ!!! ロディ あっれー。二戦目? 智咲 人狼?夢ですの?(ドリームマッチ常連組 ロディ 一部メンバー引継ぎな上にカルテット揃っちゃったね。 ハツネ 夢でやるのは久々だな…(同じく常連組 アンゼ あれ…? アンゼ 懐かしいような馴染み深いような…? ロディ やっほーアン兄さん? アンゼ どうしたんだい?この集まりは? 紫水 ……ムゥ…まさかこれは……。 紫水 ……不穏也…。(今日は包帯ぐるぐる巻きモードである。 ルスト どうしたんだろうなぁ。何の集まりだろうなぁ。 エルゥ ハァ……。家族ぅ…団欒…… ロディ ぇ、てか前試合わかんないトコ多いから状況整理したいんだけど~。あんまそういう時間は無さそう? 呪喜 俺が復讐者かつ恋人で噛まれて死んだっすよ。 結構勝つ気だったんすけどね。 エルゥ キシャー!!!(頭を思いっきり降ってアンぜに髪をぶつける 呪喜 勝気すぎて噛まれたっすかね。 エルゥ (能力は封じられているのでただの髪である。 ロディ はっはぁー。そうだったんだ? アンゼ お。(エルゥの髪を片手で受け止めて、 アンゼ よしよし(そのまま頭なでなで ルスト ゃー。サイコ乗っ取ったし行ける空気あったんだけどなー。 エルゥ うううう……こいつがこういう奴だったの忘れてたわ……最ッ低…(なでなで振りほどかんと暴れながら 夏凛 っはぁ? 何。このクソゲー村。 那菜葉 ゲームですのね!!(目を輝かせながら レザン あぁ……再会…… 兄弟団欒……良いですねぇ…素晴らしい事と思いますよ… レザン ちょっと私動揺が大きいんですけど ね、ねえ!?(隣に視線を向けて レニェ なんでお前が隣にいるのじゃ!!レザン!!! レザン あ、姉う……(あ、こんな呼び方したら身分バレます?などと過ぎり―) レザン ――お、 おねえちゃん! ルスト … ん?? レニェ (知り合いがいるから姉弟(※父は別)であることは内密にしてほしい話をしようとした途端のことだった レザン そ、それぁこっちの台詞ですよ!? whyお姉ちゃん?whereお姉ちゃん!??(レザンはこんらんしている 那菜葉 レニェさんの弟さんなんですね!ふふ!(テンション高い レニェ whyお姉ちゃんなのじゃ……(肩を落として ルスト おやまあ(色々事情を察する者)… ギガ・ヘルツ いよっとォ。今回もバリバリってかァ? ハツネ …ふむ。今回も一部は知り合いって感じか。まあ、夢だと良くある事か…(怪訝げに ふゆゆ ふゆゆん。゚゚ (おててふりふり〜 ふゆゆ ふゆゆん ・゚ (急に踊り出すアナウンサ〜 エルゥ あら。アンタもいたのね…。婚活高校生。 ふゆゆ ふゆゆゆゆーん・。゚・。・o゚・。゚・。・o゚♪♪♪ ふゆゆ 肉親も知り合いも友達以上恋人未満もいっぱい揃った夢の村なのにゃ? ハツネ ん、(エルゥ、とロディ見て)…そういえばお前達はあのパーティに… マリア 再会の喜びに浸るのも宜しいですが。そろそろ遊戯を始めて行きましょうか? ふゆゆ 本日は皆様にこわーいこわーい殺し合いをしてもらうにゃ! ルスト よっ。名アナウンサー。司会頼んだよー。 ふゆゆ ヴァース中で大ハマりの大人気ゲーム「汝は人狼なりや?」の超超インフレバージョンにゃー! 那菜葉 まぁ!さすが万里愛様、冷静ですね! マリア この様な夢も初の事ではありませんしね。 呪喜 っはぁ。始めるのは良いすけど、村の雰囲気はどんな感じすかね。ゲーム大好きっ子多いすか? 呪喜 コイバナとか挟まないと怒られたりします? ロディ 市民ゼロってのもなかなかピーキーね。前回も居なかったけど。 レザン えっ……恋バナとかするんです? レザン (嫌ってより不思議って感じだ 人狼初心者COだ…! 呪喜 (いや普通はコイバナとかしないんで初心者じゃないような… レニェ むむ。レザンの恋バナ興味ありなのじゃ! レザン いえ、特にお聞かせできるような事は!? 姉上こそないんです!?(もう姉上言ってる ふゆゆ 恋バナするにゃ?しちゃうのにゃ? ロディ 恋バナじゃなくても恋人はどうせ探すんじゃな~い?(あっはっは 智咲 そうですの! 智咲 恋バナしなきゃいけないからするんじゃなく、人狼ゲームに必要だからするだけですの! マリア …(小さく嘆息し マリア そうですね。必要に応じて行って行けば良いでしょう。 レニェ 全くない!!(どやりながら レザン つ……つよいっ!(後光に気圧された レニェ ちまたでは恋愛クルーズと呼ばれているのにフラグすらないのじゃ。 レザン だ、大丈夫なんですか姉上ー! 何処で何をしていらっしゃるか存じ上げませんが!? え?クルーズ? レザン …え、なんかテレビとかで時々見かける奴です? セントラル巡りして海に出て南に帰るって… レザン 姉上そんな所に居るんです!? ルスト (…これバラして大丈夫な奴だったのか? ルスト ちなみにセントラルじゃなくて中央大陸巡りだな!訂正しておこう! かりん っはぁ?アタシは恋愛クルーズなんて酔狂な船に載ったつもりはないけど? マリア そうね。そちらに主眼を置いた船旅ではありません。 マリア まぁ、些か斡旋するような催し事が多いのは確かですが。(やれやれ ルスト 全部ゼクシィが悪い。(全部ゼクシィのせいにした かりん あぁ。あの恋愛脳ね。 かりん ま。いいわ。アタシはなんの関係もなく近々オサラバよ。 かりん わざわざ八首ほっぽりだして恋愛クルーズにやってきたなんて妄想1ミリも抱かないでほしいっての。 ルスト あっはっは!夏凛嬢は事情ありきの同行。こちらも把握しているとも? かりん っはぁ。ならいーけど。 かりん で?そろそろ始める?予言者いるんでしょ? レザン 成程そうでしたか…姉上は恋愛クルーズに… あっ、勿論秘密にしますとも!? レザン 姉上の家出はみな公認ですからね!(そして私も人の事言えない状態ですからね! ロディ はいはいー。そろそろ切り替えてー、予言者元気良く手ー挙げて? ロディ …? ふゆゆ ふゆゆん。゚゚ ふゆゆ ふゆゆん ・゚ (おててふりふり~ ハツネ 演出が長い!!(イラッ ふゆゆ ふゆゆゆゆーん・。゚・。・o゚・。゚・。・o゚♪♪♪ ふゆゆ ふゆゆが待望の予言者にゃ! ルスト 成程?初日の判定は? ちさき ただの可愛いアナウンサーですの。 ちさき 真面目野郎はすーぐイライラするですの。 ふゆゆ 結果を伝えるにゃん! ふゆゆ すぐに占い師探しをしてくれたゲーマーの夏凛ちゃーーーん。 ふゆゆ の、隣のゲーマー男子のジュキっちゃん。白判定にゃん! 呪喜 はぁ。ども。 ルスト へぇー。選抜基準は? 夏凛 っはぁ?隣関係なくない? 夏凛 いちいち言う必要あるっての? ギガ・ヘルツ いいねェ。さくさく進みそうだぜェ ふゆゆ (最強メンタルのふゆゆは噛みつき女子ーs(ハツネ、夏凛)はスルーしてマイペースに行くにゃ♪ ふゆゆ 選定基準にゃ? なんとなく気になったオトコノコにゃ!(ルストに ルスト (会場内の室温が 2℃ 下がった! ふゆゆ ふゆゆは皆んなの兄弟でも恋人でも無いからにゃ〜インスピレーションで気になった子を選んだにゃん! ルスト なるほどねぇ。 後の真贋判定の参考にさせてもらうとしようか?(あっはっは エルゥ (なんか殺気だしてない?大丈夫? エルゥ (ま、いーーーけど。どうでも。 那菜葉 はいっ!(びしーっ!と手をあげてる 夏凛 っはぁ。初日ったって雑な選定だっての。 マリア どうしました?雨月藍玉那菜葉。 那菜葉 アナウンサーさんは嘘つきです! ふゆゆ なんでにゃー?! 那菜葉 私が本当の予言者だからです! 那菜葉 …… 那菜葉 ……、でも私も呪喜さんを占って白でした。 アンゼ おや。そうだったんだね。 ルスト よっ!人狼界一のモテ野郎! アンゼ 呪喜くん大人気じゃないか。 那菜葉 被ってしまいました…。選定基準はたまたま目についたからです…。 ルスト でも確白なら長生きできなそうだな~?(あっはっは ふゆゆ 自信満々に出てきて後被せされたにょ…にょにょにょ… レザン は、はぁ……それはそれとして何か寒くないです……?(寒さに弱い砂漠民 夏凛 っはぁ? よー選ばれますこと。 ギガ・ヘルツ ま〜、楽しくやっていこうぜェ。 ロディ なーるほーどねー。 智咲 壮絶なモテ男ですの! 智咲 良く良く見ればハーレムモノの主人公みたいな感じ出してやがるですの! マリア 橘呪喜はCOするような役職ではありませんか? レニェ (ううう…やんややんや言いたいがルストのことを考えると言えないのじゃ…。 呪喜 えー………(色々言われた後に助け舟のマリアに乗っかり 呪喜 じゃあ。両白出たんで言いますけど、霊能者っすよ。 呪喜 コレに対抗してくる人狼も恋人も居ないっすよね? ルスト 流石に難しいんじゃな~い? 呪喜 そっすよね〜。 呪喜 じゃあ、勇者さん守っといてくださいっす。 マリア ええ。 私が守りましょう。 マリア 私が勇者です。これ以上悩まない守護先もありませんね。 夏凛 っはぁ? わざわざ言う必要ある? それ? 夏凛 ほら。勇者出て来たじゃないの。 アンゼ おや。お美しいお嬢様。何かの勘違いが起きてるかもしれないね。 ギガ・ヘルツ お前が勇者?ちょっとおかしくないかァ? マリア 勇者を引いたのは初の事ですが、初日に名乗り出ても問題の無い強力な役職と見受けました。 ギガ・ヘルツ …… アンゼ どうやらこの村の勇者はボクらしいよ。村の平和はボクに任せてくれたまえよ。 ギガ・ヘルツ いやいや、勇者はオレだぜェ? マリア おや。(アンゼ、ヘルツと順に見遣って 夏凛 っはぁ。大人気役職ね。流石は勇者。 エルゥ フーーン。とっとと順番に全員吊っちゃダメなの? マリア 2人も出てきたのは好都合かもしれませんね。確実に敵が2人いますから。 ギガ・ヘルツ いやいや、敵はあんたなんじゃねーかァ? ギガ・ヘルツ 冷静沈着って感じだが、オレの目は騙せないぜェ・ ジュキ 霊能確定なんで、勇者全員吊り開始して黒出たら止めれば良いすかね。 ルスト それでいいとおもー。 ジュキ 市民ゼロで初日にCO多いとどうしたって理詰めになるっすよねー。 ルスト あっはっは!初日にこれだけ炙り出せたのは好都合じゃん? ジュキ いっそもうあんま話さず好きな勇者投票していい気しますけど、 ジュキ 共感とか引きずりだしても噛みの的になるっすよね? マリア えぇ。その方針で良いと思います。 紫水 ム。 紫水 投票先は決めた。 マリア 2日目以降、各々の能力により推理要素が増えるでしょうが、現状では特に情報がありませんからね。 ジュキ はや。 ルスト まあこんなんほぼ直感だもんな。私も決まったよ。 ロディ おれもー。 レザン えっ……ちょ、ちょっと待ってくださいね!?私はもうちょっと悩みますからー!; 夏凛 ま。ここまで来たら初日フルオープンでも良かった気がするけど。 夏凛 別に良いっての。 夏凛 能力混ぜて二日目いきましょ。 エルゥ ……投票でそろったみたいね。結果発表するわよ…。 エルゥ (ロディ、ルスト、エルゥ、呪喜、夏凛→アンゼ マリア、レザン、アンぜ、ふゆゆ、ななは、レニェ、紫水→ヘルツ ハツネ、ヘルツ→マリア ) エルゥ 七票で処刑はお前よ!!(びしーっとヘルツを指す ギガ・ヘルツ そ、そんなだぜェ…… ギガ・ヘルツ 勇者を失ってこの村はどうやって勝つっていうんだァ…? ギガ・ヘルツ ま、応援してるぜ。頑張りなァ ギガ・ヘルツ (とか言いつつ消える エルゥ そして夜よ!!(夜がやってきました ロディ (そして――夜が明けると…… ロディ (無惨な姿で発見される白衣羽織った男… 呪喜 (2つめの死体も発見される… ルスト ……うーん。 ルスト どうしてこんな事に……?(首傾げ マリア 私は昨日の宣言通り呪喜さんを護りましたが…(はて、と ハツネ じゃあ何だ? 恋人か…? アンゼ 恋人? ボクならお互い相手に選ばない気がするけどな…… アンゼ あとボクは呪喜くんは守ってないから普通に噛まれちゃったかもね! アンゼ 予言者達を守ったのさ! ルスト えっ…… なんで? ルスト ていうか「達」って何だよ。1人しか護れなくない?どっち? アンゼ 明言は避けたのに…仕方ないなアルストニアは。 ルスト 連ガ禁止じゃないんだから明言して問題無いだろ。サイコとかの読み要素も増えるし。 アンゼ 那菜葉嬢を守ったんだよ。 アンゼ 麗しい予言者は村に残っていて欲しいからね! マリア 霊能結果で進行を決める流れだったのですから、然るべき挙動をすべきと思いますが…(はぁ、と マリア …まぁ、その虚言基準についてはとやかく言いません。予言者達の話を聞きましょうか。 マリア お前達、誰を占ったのかしら。 ふゆゆ ふゆゆは〜 ふゆゆ 結果を伝えたいけど〜 ふゆゆ さっき後被せされちゃったからにゃ〜 ふゆゆ 後出ししたい気分にゃ〜 ふゆゆ 結構冷静なのにゃ〜 マリア そうですか。では雨月蘭玉那菜葉の話を聞きましょう。 那菜葉 ……… 那菜葉 いいの、ですか…? 那菜葉 万里愛様は…黒でした… 紫水 ム。 紫水 何かの間違いでは。 マリア 構いませんよ、雨月藍玉那菜葉。それがお前のこの村での役割なのですから。 マリア 前日の投票で最も得票の少なかった私に黒判定を出す事で、勇者の全員処刑を確実に遂行する。それがお前の狙いでしょう。 マリア 霊能者が居なくなったタイミングで行うのも有効なやり方です。えぇ、称賛に値します。 マリア それではふゆゆさんの結果を聞きましょうか? 那菜葉 万里愛様……、、 ふゆゆ なんですとにゃー!? ふゆゆ 先手譲らなきゃよかったにゃ。ふゆゆも人狼見つけたにょ ふゆゆ ルストぴゃんが人狼にゃ。占った理由はふゆゆに敵意を向けてきたからにゃん♪ ルスト 違うよ。私は暗殺者だから。 ルスト 他に我こそは暗殺者って奴はいるかい?(半目笑顔で卓を見回し レニェ ど…どっちなんじゃ…?! レザン あわわわ……全然分からない…… 夏凛 っはぁ。誘導ってワケ? ルスト 市民無しだからね。役職は明らかにしてった方が語りの隙間が狭まる。 夏凛 っはぁ。そこまで覚悟の上なら出るっての。アタシが暗殺者。まだ能力は使ってないわ。 ルスト 現時点で私が暗殺者を騙れるのは、弟が真だった時のみって事になるだろ?単純に行けばだけどね。 レザン あわわわ……全然分からない…… 夏凛 どうせ勇者3人順番に吊るんだから今夜は静かにしておきたかったんだけど… エルゥ 頭こんがらがってきたんだけど…… ふゆゆ なんか変な事になったにゃ。 ルスト 霊能居ないし、勇者はどうせ全員吊るだろ? なら今日片方を吊って、片方を暗殺すればいいんじゃない? 夏凛 露骨な誘導辞めてよね。3人出たんだからサイコ混じりの可能性高いでしょうが。 エルゥ しれっと真顔で悪いことする。姉貴はそういうやつよ。 ふゆゆ 感じ悪い自称暗殺者どもにゃー。 ルスト いやぁ、利的な提案をしてるつもりだけども? 随分喧嘩腰じゃないか夏凛嬢。 ルスト まさか隣が空いて淋しいとか? 夏凛 …っはぁ? 夏凛 どう反応して欲しいワケ?それ。 何か聞いてんの? ルスト あっはっは。ゲーム友達なんだろ?橘くんから聞いたよ。(笑顔で ルスト いやぁ、嫌に突っかかってくるものだから。何か理由でもあるのかなーって思ってね? 那菜葉 ………(何か恋バナの気配がするのは気のせいでしょうか レザン あわわわわ……… 夏凛 あっっっそ。ゲーム友達。ふーーーん。随分な紹介ね。 夏凛 ガキの頃の話だっての。それから船まで会っちゃ居なかったわ。 エルゥ 何アンタ嫉妬してんの? ふーーーーーん。ま、どうでもいいけど。 ふゆゆ アイツらほっといても捕食と暗殺かましそうにゃ。 ハツネ はぁ、痴話喧嘩はどうでもいいが… レニェ 一触触発なのじゃ…… 夏凛 痴話喧嘩?何処がよ。 ハツネ 勇者候補と暗殺者候補で4人だが、 ハツネ 捕食で減らしづらい勇者から処刑した方が良いと思うが。どうだろうか? 智咲 ガン無視で整理し始める流石の真面目力ですの! ハツネ 女同士の姦しいのに一々付き合ってられんからな。(腕組み 智咲 智咲も賛成ですの! 智咲 でも智咲は女の子同士のお喋りは見ていたいから勇者から投票に賛成ですの! 智咲 結局答えは一緒ですの!(勇者投票ですの! エルゥ ……それでいいんじゃない? マリア 私とアンゼさんの二択ですね。 エルゥ ……アタシはアンぜに入れるわ。ま、どっちも怪しいけど。 マリア 私も進行に賛成です。早急に日付を進めましょう。 ルスト まぁ、私目線真予言が確定してるからマリア様は人狼なんだけれど。 エルゥ ……だって髪の毛勝手になでられたのよ!!もー最悪……。 ルスト うんうん。許し難いセクハラだよなぁ。よしよし。(エルゥに ふゆゆ にゃー。なんかアンゼちゃんさま死んじゃう気がするにゃー? 那菜葉 わ、私は万里愛様に入れますっ……! 夏凛 そりゃアンタはそうでしょ。 那菜葉 うう…… レザン あわわわわ…… レザン と、投票開始ですか?!? 夏凛 コレ誰目線からでも人外4人見つけれてる気がするんだけど。もう順番に吊ってけば自然に間に合いそうね。 夏凛 さっきの二人が恋人なら。だけど。 ふゆゆ 投票するにゃ〜〜〜 アンゼ さて。 アンゼ 開票だね。 アンゼ 開票。 アンゼ→レザン ナナハ、レニェ、ハツネ→マリア 他8名→アンゼ アンゼ 処刑はボクか。 アンゼ 遺言を残せるんだね。 アンゼ レザン君。と言ったかな。 アンゼ 別にキミに恨みは無いよ。 アンゼ ただ…ボクはマリアさんや夏凛さんやアルストニアに投票出来なかっただけさ。 レザン そ、そうなんです!? 良かったぁ~~ アンゼ ばいばい。 アンゼ (姿が消えて夜になる ルスト 怖気がする程気持ち悪い。 エルゥ ハァ…久々にこういうの聞いたわ……アイツ本気で言ってるのよね…。もうタチが悪い。 ルスト (そして……夜が明けると…… ルスト (無惨な姿で発見される姿 マリア 三日目ですね。 夏凛 ん。2名死亡じゃないの? 夏凛 アタシがルスト暗殺したんだけど。 ふゆゆ 占い師よりも先に喋りだすせっかちさんめ!にゃ! エルゥ ちょっと!!痴話喧嘩の続き聞けないじゃない!!!(ぷんすか 夏凛 っはぁ? だから痴話喧嘩じゃないっての。 夏凛 暗殺温存してて暗殺対抗でたらそりゃ殺すでしょ。 サイコは勇者達に居るっぽいし。 エルゥ ああいうルスト珍しいから見たかったのにッ!!! エルゥ ……… エルゥ ……ま、どーでもいいんだけど。 レザン あわわわわ…… ハツネ まあ、処刑候補が減ったなら話は早い。 ふゆゆ 占い結果言わせろにゃー! 我慢ができないガールズどもめにゃー! ハツネ そこの女(マリア)、そこの女(夏凛)を ハツネ 順に処刑していけば良かろう。 ふゆゆ 真面目マン(ウーマン)も聞いてくれなくてしょんぼりにゃ。 ふゆゆ 真面目マン(ウーマン)の隣のきゃぴきゃぴ智咲ちゃんが白にゃ… ハツネ そっちの青い女(那菜葉)の方が本物と見ているしな。 那菜葉 うううう……(何かしょんぼりしてる。 那菜葉 ふゆゆさんは……白でした…… ふゆゆ なんでふゆゆ占ったにゃ?! 別に良いけどにゃ?! レザン えっ……占ったら何かおかしいんです? ふゆゆ 占い師の的は…占い師にゃ!!!(めっちゃざっくりとした説明 夏凛 っはぁ。結構露骨にライン分かれてきたわね。 ハツネ 水掛け論にしかならんから普通は対抗を占わん…事が多い…かな。知らんけど… 那菜葉 人狼だと思ったんです…! ごめんなさい…… ふゆゆ 謝られても困っちゃうにゃー! エルゥ ポンコツなんでしょ。 マリア 整理しましょうか。現状は11名。 智咲 なんも考えず行くならマリア様が死んじゃうですの! マリア (ロディ)ーエルゥー(アンゼ)ー(ルスト●?)ー(呪喜〇〇)ー夏凛ー智咲ーハツネー紫水ーマリア●?ー那菜葉ーレニェーレザンー(ヘルツ)ーふゆゆー 智咲 もっとちゃんと恋バナとかしたいですの! マリア この様になっていますね。 智咲 流石マリア様ですの! エルゥ アタシは賛成だけど。 ハツネ わたしもそれで良いと思う。 マリア あぁ、複数死が出ているので現状は10名ですね。訂正しましょう。 レニェ 私は恋バナ聞きたいぞ?!! 夏凛 そうね。10名。処刑は足りるんじゃないの? 智咲 伝道者生きてる読みですの! レザン 恋バナへの熱意が高いですね姉上!? 智咲 恋バナが必要ですの! ハツネ …今から恋バナ…… するか……? ハツネ その女(マリア)殺すんだろ……? レニェ マリアの恋バナはレアなのじゃ。聞かずに後悔してもしらぬぞ? 智咲 あのジュキとかいう陰キャとロディとかいうほわほわがお互い恋人指定するとな思えないですの! ハツネ じゃああの複数死は何だったって言うんだ…? 夏凛 復讐もサイコもいる村でここから先の恋人死観測は結構無理あんだけど。 ハツネ 呪喜殿が真霊能ならサイコ絡みはありえんし、高確率で勇者が護っていた…と人狼側も考えていただろう時だ。 夏凛 最初の複数死が恋人で決まりでしょ。白白判定死んでんのよ。 智咲 げ。なんですの。おまえら気が合うですの? ハツネ いや、別に…。(全然別にって顔で 夏凛 別に…って感じね。 ハツネ 只、状況から理屈で考えると…って事だ。 あと恋バナに特に気力が無い。 ふゆゆ 男子が偏って死んでるにゃ? ふゆゆ 人徳にゃ? レザン あっ……そういわれるとホントです? レザン 花園じゃないですかー! やだー!(きゃー ふゆゆ こういう時は… ふゆゆ 男子に好みの女の子1人だけ聞いて ふゆゆ さっさと投票(処刑)に移るが吉と見るにゃ! レザン ぇっ ふゆゆ 可愛い可愛いふゆゆが選ばれても恨みっこ無しにゃ! レザン 、、、、 レザン (円択ぐるーーーっと見回して レザン ……………(ジト汗ダラダラ めっちゃ助けを求める視線で隣のレニェを見る 智咲 (別に選ばれたくないけど可愛い智咲ですの レザン ……… あ、姉上ではいけないでしょうか……… 夏凛 (っはぁ。全く選ばれたくないし、可愛いアピールもゴメンな夏凛ね。 ふゆゆ ダメに決まってるですの!シスコンかにゃ!? レザン ひえぇ!?(怯 ふゆゆ そういうのは貴族界で5年前に終わったブームにゃ! レザン 知りませんけれど!? レザン えぇぇぇ…… め、めっちゃ困りますねこれ……!? 智咲 (5年前は気のせいだと思うですの ハツネ (8~5年前と見ているが レザン え、いえ!女性に興味がまるで無いとかそういう事ではないんですけども!? 智咲 (智咲は女の子に興味津々ですの! レザン むしろ花を愛でるくらいの気持ちで好感を抱いていますけれども!? こうこのような場となると… レザン ………(黙り込んだ 夏凛 (うわぁ。というムカつき顔 ふゆゆ (超人気アナウンサーのふゆゆなので綺麗な花の隣でも全然映えるにゃん! レザン ……… レザン ま、マリア様で………(小声で マリア 承知しました。 では投票に移りましょうか。 智咲 (先に死んでった男どももちゃんと答えなそうにゃ 智咲 (答えたにゃ! レザン (これは結構真剣に考えた間でしたね)え、ええ!!投票ですとも!! 智咲 おー!(選ばれなくて全然良いんだけど、なんか負けた気分ですの! 智咲 投票ですの! レザン ――あれ?ちょっとお待ちくださいよ。結果発表の前に。 レザン メンズもう一人いるじゃないですか!!!(紫水指して レザン 何でシャドウステルスしてるんですか!!私だけ好み答えさせられてずるいですよ!! レザン さあ! 簡素に! 一言で! お答えくださいよ!(紫水に 智咲 わー。ほんとーですのー。(棒読み) レザン この円卓にアナタの好みの女性はいらっしゃいますか!? 紫水 ムム…。 レザン 逃げは無しだにゃ!私も答えたんだにゃ!(謎テンションである 紫水 万里愛様以外眼中無し… 紫水 …… レザン …!? マリア ……。 紫水 今後は強敵(とも)と呼び合いましょう…レザン殿…(こういう状況に慣れていない レザン ぇ……なんか……思いの外熱烈な回答が来てしまい……??(訊いといてピヨりだした レザン ……そ、そうですね!?そうですとも!!(勢いで誤魔化した 智咲 大人気ですの! 紫水 では自分はこれにて… 紫水 ハーハッハッハッハ!!!ハ…(いつものように高笑いしながら退場しようとするが夢なので逃げられない! マリア …。 紫水 …… 紫水 不穏也… マリア …えぇ。不穏です。(ふぅ、と マリア それでは、集計結果発表ですね。 マリア 結果は以下のように。 紫水→レザン マリア→那菜葉 それ以外→マリア マリア 処刑されるのは私です。 では、健闘を祈っています。 マリア (虹空間に歩いて退場 ハツネ (夜が明けると・・・ ハツネ (無惨な姿で発見される レザン 4日目ですかぁー…… レザン 天命的に整理しておきますね! レザン (ロディ)ーエルゥー(アンゼ)ー(ルスト●?)ー(呪喜〇〇)ー夏凛ー智咲〇ー(ハツネ)ー紫水ー(マリア●?)ー那菜葉ーレニェーレザンー(ヘルツ)ーふゆゆ〇ー レザン 現状はこのように! 残り8名での進行となっております! レザン エルゥー夏凛ー智咲〇ー紫水ー那菜葉ーレニェーレザンーふゆゆ〇 生存者のみですとこのように! 夏凛 ふーん。8名ね。 レニェ ハツネーーーー?!!! 夏凛 しぶとく長生きする予言者と妖術士から聞こうかしらね。 レザン !? ど、どうしたんです姉上!? レニェ うむぅ……ハツネと私は共感じゃったのじゃ。 智咲 何事ですの? 智咲 そうだったんですの! レザン そうだったんですか姉上! ふゆゆ ふゆゆんふゆゆん…今日も予言者を待たない村にゃ〜 レニェ 明かすことなく食べられてしまったので怪しさが残るが本当なのじゃ! 那菜葉 ……… 夏凛 まぁ居ないんじゃない?対抗。 ふゆゆ 予言先に言ってもいいにゃ? 那菜葉 わ、私も……! 那菜葉 じゃ、じゃあ今回は後でいいです…。 ふゆゆ はいにゃん。 ふゆゆ 紫のお水ちゃんは村人だったにゃ〜 レザン おお、強敵(とも)よ! 紫水 フム……。合致しています… 夏凛 ふーん。対抗は? 夏凛 (対抗の占い師の結果は? 紫水 ……。からかわないでください。次も投票してしまいたくなってしまいますがそれでは騎士の名折れ…。(心なしか包帯が赤くなっている 那菜葉 わ、私の占いは!! 那菜葉 夏凛さんが人狼です! 夏凛 へぇー。 レザン なるほど! 夏凛 まぁ、人狼判定の暗殺者騙りが居たんだから、そうするのが自然よね。 那菜葉 この人…全然動揺してない……(小声でつい心が口にもれてしまう 夏凛 そりゃそうでしょ。共感がここまで頑張って潜んでくれてたんだし。 夏凛 黒判定出すならアタシしかないってだけの話よ。 那菜葉 ううう…。でも黒なんです…。 智咲 人狼の可能性も全然全然あるですの! レザン ………ええっと…… レザン はい。というかその…… ナナハが本物ですよね?(え?と ふゆゆ なんでにゃ?! レザン あぁ、本物と言うのは本物の予言者と言う意味で…… え。 ふゆゆ ふゆゆを信じてくれないのにゃ?! レザン そりゃあ…(ふゆゆ、夏凛と見て レニェ そ、そうなのかレザン!! レザン (那菜葉を見て レザン ……ナナハが本物ですよね?? ふゆゆ つまりどういう事だってばよにゃ… レニェ …… ? レザン ぇ…… 皆そう思わないんです!?(逆にショッキン 夏凛 初心者のが真っぽく見えるって奴? レザン いえ、そのアレですよ!私誰が怪しいとかなんかそういう…そういう感じのは得意じゃないんです! レニェ そういえばレザンは昔から頭は良いが説明はヘタだったのじゃ…… 那菜葉 (期待する目でレザンを見ている レザン ……え!?(那菜葉の視線に レザン え、いえその私………ロジカルな話全然してないですよ! レザン わからないので 夏凛 っはぁ。別に期待してないっての。 那菜葉 ……そんなぁ……(がっくり レザン だからその…… 紫水 那菜葉様、このままですとこの紫水…、那菜葉様に投票せざるを得なくなりそうです…… レザン え、だってですよその このナナハに! レザン このナナハに「やーいおまえうそつきだー」とか言えます!?? レザン え!? ウッソでしょ強敵(とも)!?? ふゆゆ ふゆゆにも言わないで欲しいのにゃーーー。 紫水 ゲームとは言え……、青菖蒲家の者としてそれでいいのだろうか。( なんかぶつぶつ言ってる。 那菜葉 十継のバカ!! わからずや!! 紫水 ……… 夏凛 っはぁ。夢の中に連れ込まれたゲームだからね。別に“ガチ”を強要はしないけど。 紫水 (ガチで凹んでいる 夏凛 アタシは勝ちたくてやってるってだけよ。 紫水 ム。 レザン と、強敵(とも)… 紫水 ならば私も、一夜の夢ということで…… 智咲 でもでも正直夏凛お姉さま以外の投票先がわからないですの! 紫水 夏凛様のおっしゃることは筋が通っている…、が那菜葉様はそれに対して何も返せていないという状況を私は汲みます。 ふゆゆ その通りにゃん。 夏凛 ナナハの予言、COした人に被せてるだけで全然情報増えないのよね…そこを揚げ足取りするつもりは無いんだけど… レザン ……あ、姉上はどう思います!? レニェ むむむむむ…… レニェ わからん!! レニェ レザンの直感を信じても良い気もするのじゃが…… レザン い、いきなり真面目な話しますとですよ! 夏凛 えぇ。もちろんいいけど。 レザン 勇者~暗殺者の中に偽者が沢山いてですよ、一人だけ残しておくのって…何といいますか レザン すごい心残り感…無いです…? 那菜葉 そ…その通りです…っ レザン あとその! 何故か噛まれていないという事も踏まえて! 夏凛 ま、一理あるけど、残念ながらあと8人なのよね。 レザン 夏凛(呼び捨て)が人狼の可能性は充分にあるのではないでしょうか! エルゥ ……結構あるんじゃない? レザン ……って思うんですけど……どうでしょう?(何故かレニェに エルゥ アタシ、ベラベラ理由言うやつ信じられないの。 エルゥ だからアンタに投票するわ。(夏凛に向かって 夏凛 ふーん。そりゃ心外ね。 夏凛 感情論とかの方が嫌いなタイプだと思ってたけど。そうじゃないだ。 ふゆゆ びっくりするほど信じられてなくて涙出るにゃん。。。 エルゥ ぐぐぐ……(フォローしてくれるルストもロディももはやいない! エルゥ だいたい何よ!!ふゆゆゆゆーんって!!!頭おかしいんじゃない?!!!(変なところに着火した エルゥ はきはき話しなさいよ!! ふゆゆ 今そこなのにゃ!? それはそれでショックにゃ!!! レザン …!!?(急な着火にビビり散らかす 那菜葉 わ、私はかわいいと…思います…けど… ふゆゆ 敵ながらナイスにゃ! エルゥ 何よ!!アンタに入れてもいいのよ!!! 夏凛 ハキハキ話せってんなら残ってる全員に役職開示させても良い頃合いだと思うけど。 紫水 ……エルゥ様。勝つためには冷静な判断こそが必要だとこの紫水、考えます。 夏凛 共感も出ちゃったし、8人なら穴埋め出来るでしょ。 レザン 私はしがない赤ずきん!! 智咲 そうなんですのー??? レザン ええそうです! …え、全員出る…んですよね? 智咲 智咲はあんまり出たくないですの~~~ レザン なんか私早まってます……?? レニェ 私は共感なので関係ないのじゃ。 夏凛 私は暗殺者。人狼のルストを夜に暗殺してる。 紫水 フム。 紫水 自分としては情報が出揃っているように思うのでこのまま投票に行きたいところもあるのですが… ふゆゆ えー!夏凛ちゃま吊っちゃうのにゃ? 紫水 もちろん言えと言われれば言いますが、オープンにすると意味がなくなる役職もありますので。 紫水 ……たしかにそれは避けるべきであるように思いますが…。 レザン 出たくない方がいらっしゃるなら仕方ありますまい! 夏凛 っはぁ。被り探しは無謀ね。 夏凛 ナナハかアタシ吊るしかないんじゃないの? 夏凛 ふゆゆが人狼2匹目見つけてない以上そういう形になるんじゃないの? ふゆゆ ふゆゆのせいみたいに言わないで欲しいにゃぁ… レザン では…いよいよ投票ですか? 智咲 そんな気がするですの! レザン うわ~~~めっちゃ怖い!めっちゃ怖いですよぅ! 今まで流れに流れまくっていた身!(拝みポーズして 夏凛 っはぁ。良いとこ4 4決選投票ってトコかしらね。投票するっての。 夏凛 っはぁ。結果開示よ。 夏凛 ふゆゆ、夏凛、紫水→ななは ななは、レニェ、エルゥ、れざん、ちさき→夏凛 夏凛 アタシが死ぬっての。 夏凛 遺言は… 夏凛 恋人と暗殺回数思い出して頑張れって話。妖術士吊ってる暇はもうないわよ。 夏凛 (夜になる… 智咲 (夜が明けると… 智咲 (無惨な姿が… ロディ (そして… ロディ (無惨な姿だったものが……? ふゆゆ ?! ロディ う~ら~め~し~や~(エルゥの背後から レザン !? エルゥ ‥‥‥‥ひっ!!!!(真剣にびびっている エルゥ (何を隠そうエルゥはお化けとかが大嫌いだ! ふゆゆ 大変な事になったにゃ!!! ロディ あっはっはっはっは! つってね!(手叩いて一人で爆笑してる エルゥ なによ!!成仏しなさいよッ?!!!(髪の毛をびしびしロディに当てる ロディ どーもー。お腹掻っ捌いて復活しちゃった。(びしびし喰らいながらへらへら笑顔で ロディ 真・赤ずきんのロディです~ レニェ な…… レザン …!!?? レニェ なんじゃとおおーーーー!!!! レニェ (ちらっとレザンの方を見る レザン ………………(じと汗ダラダラ ふゆゆ ロディ!?ーエルゥー(アンゼ)ー(ルスト●?)ー(呪喜〇〇)ー(夏凛●)ー(智咲〇)ー(ハツネ)ー紫水◯ー(マリア●?)ー那菜葉ーレニェーレザンー(ヘルツ)ーふゆゆ〇ー ふゆゆ 7人になったですの! レザン ………… そういえばバレるんでしたね…? ロディ や~、流石に蘇生実演は何の役職でもカモフラできないもんね。 レニェ ううう 昔から頭はよかったが肝心なところでドジっ子だったのじゃ……(頭を抱える ふゆゆ ナナハの予言を聞くですの。 那菜葉 えっと…えっと…(何か焦っている ふゆゆ 動揺してですのですの言ってるにゃ ふゆゆ 大変なことになったにゃ レザン す、すみません姉上……めっちゃ勢いで騙ってしまいまじだ…… 那菜葉 レザンさんは…白……でした。なんで? ロディ ぁ。 説明する?説明していい? 那菜葉 ……お願いします!! ロディ いやーーー天国ルームでずっと観戦してたのね。赤ずきん特典で。 ロディ もう超面白かったよね。 ふゆゆ 夏凛のお腹の中に潜んでたにゃ! ふゆゆ 滅茶苦茶するにゃ! エルゥ それはちょっとヒクってレベルじゃないわぁ……(じと目 ロディ まずさ、2日目の2人死亡ね。 ……いやこれ、おれが生きて無かったら名誉の為に黙っとくんだけどさ… ロディ 面白いから喋っちゃお。 ふゆゆ 語るがよろしいにゃ。 ロディ まあ、おれ赤ずきんじゃない?呪喜さんは白確でまあ霊能じゃない? つまりおれ達は伝道じゃなかったわけ。 ふゆゆ そこに気づくとは天才かにゃ? エルゥ ちょっとどういうことなのよッ!! ロディ で、おれがこうして復活したって事は、あの日夏凛さんがおれ食った事は確定なわけ。 ふゆゆ 復活演出はズルイにゃ。 ロディ じゃあ、呪喜さんってなんで死んだと思う? 可能性一つしか無いのよね。 ふゆゆ ふゆゆも趣味で死亡復活を繰り返すような気がするからズルさがわかるにゃ ふゆゆ なんで死んだにゃ?? ロディ 暗殺されたにゃ。 ふゆゆ 誰ににゃ? ロディ そりゃあ夏凛さんは人狼だったんだから…… レザン ……? エルゥ ちゃきちゃき喋りなさいよ!!アンタも!!! レザン え?? ロディ ニア姉さんが呪喜さんをぶっ殺したんだよ!(あっはっは エルゥ なんでよ!!! ふゆゆ なんでにゃー!?!?!? レザン なんでです!???? レザン …え、だって真性村人ですよね!?? ロディ さあ?(両肩竦めて) 他人の心の事だから断言はできないけど~!(めっちゃ楽しそうに ふゆゆ 暗殺される要素あったかにゃ? ロディ いや~……も~ほんと…… 訳わかんなくておっもしろいよね!(あっはっは エルゥ 消化不良よ!!! ロディ おれずっとあの世で爆笑してたもん! 人間っておもしろ! ふゆゆ ふたりのかわいこちゃんに予言されただけの男にゃ。 ふゆゆ 一体何が勘に触ったのかわからないにゃ ふゆゆ ふたりのかわいこちゃんとも「ぴぴんときて」占っただけにゃ エルゥ ココロどーたらこーたらカウンセリングなんとかバカみたいに怪しいことやってるんでしょ?!解説しなさいよ!!! ロディ あっはい。 いやでも予想よ?あくまで。 那菜葉 な、なんとなくワクワクしてきました(心なしか目が輝いている ロディ よーするに呪喜さんってば思いの外注目されてて、お隣の夏凛さんとは知り合いみたいだったじゃん。 ふゆゆ そうにゃ! ロディ だからって周りを処すには数が多いから本人消したんじゃない? ふゆゆ うわぁ、 ロディ あっはっは!予想だけど! ふゆゆ そんなやべー女いるのにゃ????? ロディ うーんでもまあ、かろうじてロジカルに考えるとそうならない? エルゥ え、アイツのことガチで好きだったの? レザン どの辺がロジカルなんでしょう!? エルゥ ふーーーーーーん。変なの。 ふゆゆ やべー女にゃ!!! エルゥ やっぱりアタシが一番マトモってワケね… ロディ え、まあガチじゃない? 前回恋人だったじゃん。(言い方 ロディ えー。おれおれー。(自分指差し片手挙げてへらり ふゆゆ そうなのにゃーーー。 ふゆゆ 思うようにならないから消し去るとかヒス女は怖いにゃあ。 ロディ あれ、そう書くと案外ストレートね。 エルゥ 恋する姉貴、なんかかわいいじゃん。(周り巻き込んで心底困らせてそうだけど。 ロディ ニア姉さん、案外マトモかもよ?? ふゆゆ そうかにゃー? エルゥ ま、そいつに投票して今日は終わりでしょ。(レザン指差しながら) レザン マトモの軸がブレているような………あっはい ふゆゆ 世界一になりたすぎて世界ごと消すみたいなもんにゃ。 ふゆゆ ろくでもないやつにゃ。 ふゆゆ ヒス女も大概にするのにゃー! ロディ あ。そうそう。後半喋るの忘れてたけどつまり伝道生きてるし村人判定ならレザンさん伝道でしょ。(一息 ふゆゆ そういうこっちゃにゃ。 ふゆゆ 相方誰かは死ねばわかるにゃ! ふゆゆ 投票にゃー!!! レザン ………(両手で顔覆って レザン ホント申し訳無いです墓穴を掘ってしまい……… レザン ……… なんか、ずっとこんな事ばっかりですね……… レニェ レザンのばかばかばかー!なのじゃーーーー!!!! レザン ――― はいっ! 気を取り直して レザン 投票が終了致しました! レザン 結果はこのように! レザン→ロディ 他全員→レザン レザン 万票集めて私が死にます!! レザン あ、いえ。 レザン 私とお相手が死にます………… レニェ 姉弟で勝ちたかったのじゃ…勝てると思ってたのじゃ…(がっくし レザン ずびばぜん゛姉上………… レザン (そんなこんなで消えていく姉弟であった 那菜葉 (夜がくる…… 那菜葉 (夜が明けると…… 那菜葉 (ナナハの綺麗な死骸が転がっていた ふゆゆ 4人にゃ! 紫水 ……。那菜葉様…。 ロディ ま~…… だよね~? ふゆゆ ふゆゆは人狼にゃ。 ロディ 那菜葉さんが残ってたら完全に詰めだもん。せめて2択にするっきゃない、か。 ふゆゆ 復活赤ずきんに投票するにゃ。 エルゥ ハァ?!! エルゥ 占い師の敵が占い師だとか言ってたのに何よそれ!!! ロディ あ、ていうかおれせっかく蘇生したのに人数微妙に足りないのね。 ふゆゆ そんな事言われても赤ずきん復活しちゃあお手上げにゃ。 ロディ 紫水さんは誰に投票するにゃん? 紫水 フム。 ロディ え、ていうかコレ同票続くとどうなるっけ? ランダム?引き分け? ふゆゆ 天のログを見るにゃ ロディ 偶数ってこゆとこ嫌よねぇ。 ふゆゆ 1回目は決戦で、二回目同数はランダムらしいにゃ。 紫水 私はエルゥさんに入れましょう。 ふゆゆ それは辞めるのにゃ!! 紫水 ふゆゆさんが妖術師だとすれば…残りはエルゥさんしか人狼が考えられません 紫水 (といいつつふゆゆに目線で何やら合図を送っている ロディ エル姉さんと紫水さんで刺し合ってくれるのが一番楽なんだけども~ エルゥ 何よ!!! エルゥ アンタの自己紹介なんじゃないの!!!超むかつくんだけど!!! エルゥ それに何その喋り方!!もっとちゃきちゃき話しなさいよ!!ニヒルで格好いいとでも思ってるの?!!! ロディ どっちか復讐者でしょ?ランダムミスってもワンチャンがツーチャンになるもんね。 ふゆゆ むむむにゃーーー。 紫水 フム。 紫水 では投票に参りましょう。 ふゆゆ 復讐者を吊ると2回運ゲーしなきゃいけないのにゃ。 ふゆゆ ふゆゆは復活赤ずきん吊るにゃ! ロディ どうも~。リビずきんです~ 紫水 …わかりました。 ふゆゆ 投票いくぜにゃ! ロディ 投票と集計が終わって~? ロディ 紫水、ふゆゆ→ロディ ロディ、エルゥ→紫水 ロディ 2:2で決戦ね? ロディ 決選前の弁明があればどうぞ~(紫水に 紫水 那菜葉様を捕食するという愚行…我がことながら許しがたし… 紫水 だが…万里愛様のためにも、勝ちたかったのだ…。 紫水 以上です。 ロディ おれの番~ ロディ 復活ずきん白確すぎてブラフりようもないよね。超気楽だけど。 ロディ そうだねぇ、 ロディ ニア姉さんを戦犯にしないように祈りたいと思いまーす! ロディ 以上です。 ロディ はい決戦!2人でどうぞ~ エルゥ 決選投票やるわよ!!ま、どうせ運ゲーになると思うけど。 ロディ はい、2度目の投票が終わりまして。 ロディ エルゥ→紫水 ふゆゆ→ロディ ロディ はいー。ランダム入りましたー。 ロディ ランダムの結果が出たようだよ? ロディ B〇INEあみだの結果、処刑されるのは…… ロディ 紫水さんね? 紫水 ……無念 紫水 いや、主君に手を加えた騎士など、天が味方するわけもない、か。 紫水 (消える ロディ さてはて。 ふゆゆ (夜に… ロディ 夜は~……?(エルゥ見遣って エルゥ こないわ!!! ふゆゆ (ならないにゃ!!! ふゆゆ 負けたにゃー!!! ロディ おっけー! かろうじて勝利! エルゥ 運ゲーだったけど、アタシたちの勝ちよ!!! ロディ ニア姉さんの首も繋がったね? ふゆゆ 赤ずきんめー!!にゃー!! エルゥ 勝ってしまえばニアの意味不明暗殺もGJってなもんよ。 ロディ やー、赤ずきん超楽しいね! でもおれなんで食われたんだろね。 ロディ 特に何もしてなかった気がするんだけど。うさんくさ死した? エルゥ さあ? アタシ狼じゃないからわからないわ。 ロディ たしかに~。 ふゆゆ ムキになって勝手に暗殺者対抗して、黒判定貰って吊られて、赤ずきん蘇生! ふゆゆ 戦犯ゲーマー女子にゃ。 ふゆゆ ふゆゆはよくやったにゃ。 ロディ 実際特にボロいとこないよねふゆゆさん。 エルゥ とりあえず、ふゆゆゆゆ〜んとかやってとっとと消えたら? エルゥ ま、最後まで残ったってわけだしうまくやったんじゃない? ロディ あっはっは。とりまおつかれ~。 ふゆゆ ご要望にお答えするにゃ! ふゆゆ ふゆゆん。゚゚(おててひらひら~ ふゆゆ ふゆゆん ・゚(ヒス女はこわい~ ふゆゆ ふゆゆゆゆーん・。゚・。・o゚・。゚・。・o゚♪♪♪ ふゆゆ (別次元に消えていく ロディ (ばいば~いと手を振って見送り ロディ いやー…… 一息一息。 ロディ まあおれ途中休憩してたようなもんだけどね。姉さんお疲れ~ ロディ ……っくく、それにしても……(プルプル エルゥ (とりあえずぱちぱちぱちと拍手してる エルゥ お疲れ。ま、面白かったんじゃない? いろいろとね。 ロディ 姉さんがこんなサイコな恋路を拓いてるなんて……ほんと……おもしろ……(くっくっくっく ロディ いや~~~…… ロディ 船旅とかやってみるもんなんだねぇ…… 恋愛クルーズねぇ…… ロディ 婚活パーティも案外効果あるかもよ? エルゥ ふーーーん、だったらいいわね…。(とかだるそうにいいつつ別次元に消えていく ロディ じゃーまたねぇ~(同じく消えていく
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こっくん(フェラ、dodoonP) 東亜+のコテ(黒雲)であったことからもわかるように、気に入らないことに関しては徹底的にdisる。キーワードは「アイマス愛」。 自分の意見をIRCの総意(笑)によくすりかえるが、実際はIRC内で声がデカイだけであり、小島にもつっこまれている。IRC以外にもはてな村、ボカロぎろかく、合奏など、コミュニティへの依存心が高い。 オフ会の写真が流出し、容姿バレするも自重する気配は全く見せず、精神的にタフである。 ぎろかくを目の敵にしているがチェックは怠らない模様。 最近では流行のネットラジオをたしなんでいるが、「ダベリ程度の内容」「異音がする」「滑舌が悪い」と、スレでは概ね不評であった。が、ハイザをゲストに招いた時は相手を圧倒し、動画制作やブログのアドバイスをするなどの余裕を見せた。 そのすぐ後、はてな匿名ダイアリーでの「最近のIRCはおかしい、態度の良くない奴の声が大きい」というエントリーに対して、自分がdisられてると感じたこっくんは煽りエントリーで応酬した。 それに反応したのは意外な人物だった。見る専ブログ運営者であり、最近週マスメンバー入りしたむーくである。「なんでも喧嘩腰は良くない」と指摘するむーくに対して、こっくんは「もういい加減、黙っているのには疲れました」「とりあえず死ねばいいと思う」と反応する。 むーくは、こっくんのそういった発言や態度が粘着や敵を作ってると冷静に指摘。こっくんは捨てゼリフを残して休養宣言をした。 24時間リレーラジオで華麗によっこらセックスするも、(企画内の放送なので)復活についての釈明はなかった。 ./ r' ミi彡 . `, / ,,.- ;;人r'ミ ...ヽ `, i' ;;ノ" ` ミ i i .. 彡r' /' '\ }` ,;} {' 彡ノ -・=-, 、-・=- i j i .i' シリ. ノ( 、_, )ヽ リ ノ どいつもこいつもMSCか。好きにすりゃいいけど l イ,ゞi ノ、__!!_,.、 jリノ アイマスは別に好きじゃないけどニコマスは好きとか i; リ ヽニニソ j,ツ 抜かす人は自分を follow しないで下さると嬉しいです . l ミ、 ; /'j. j ,iヽ、ヽ i、 、_ ノ'. ノ. -ー''" \ ヽ、 ..,,='" ノ i"''ー-..,_ EZ(ハイザ、high座) 天空力だけなら間違いなく全天空一を誇ると思われる。 その溢れんばかりの天空力は自らだけでなく、他者にも影響を及ぼすことが知られていて、彼に近ずきすぎたため、内からの天空力が増大し天空化したPも存在するほどである。 ああ、くそ、なぜこんなことに 現在、ニコマスP目指して動画制作にいそしんでいるが、完成の目途さえ立っていないのに「週マス1位」「初日で5万再生オーバー」とうそぶく。 彼の暴れっぷりは各天空(㌧、○先生、イト、tl○、葱、管理人)の項目を参照のこと。 最近になってみさきPと改名し,7月5日に議論隔離紳士コミュを立ち上げた。 ※追記:その後しばらくは例によって掲示板が彼の独り言で埋められ、暇なぎろかく住人がたまに構うという状態が続いていたが、 ゲーム新作がPSPで発売されることが決定。7/27のライブにて星井美希が移籍、アーケード版没キャラが再登板した961プロダクションという設定が発表されアイマス界隈が騒然とする中、議論隔離紳士コミュがco961というコミュオーナー社員疑惑が出るほどの奇跡的なIDを抑えていたため即日コミュの用途を961プロコミュに変更、まさかの祭となった。 さらに翌日「自分がコミュオーナーでは入りづらい人もいるのでは」と、オーナーを譲ることを明言。 譲った相手が元老院の一人だったため、元老院に取り入るための策略と狡猾確信するものもいるが、その潔さはスレでも評価されている。 現在、ネトラジで無職であることを公表、しばらく一週間に250回も麻雀を打つなど暇をもてあましている様子だったが、11月11日に突如週マス編集部Pとしてデビュー、斜め上のデビューの仕方でスレ住人を驚かせる。ハイザの週マス入りで、週マスの行く先を心配する声もあるようだ。 ※追追記ネットラジオがお気に入り 管理人との絡みからネットラジオに傾倒をしはじめ、。ネトラジ騒動以降の主な誇示行動となる。 その後こっくんのラジオにゲストとして参加するも、前出のようにトークにダメ出しが出た為、知り合いPとの対話スタイルを模索し始めた。大佐とKYをゲストに呼んだラジオがおおむね好評だった為、次も大物Pを呼ぶと宣言。 直前になってケツキック事件前の頂点Pと発覚。当時は天空力皆無な超大御所な為、ぎろかく住民が逆に萎縮。 呼ぶな、やめろと止める発言が相次ぎ、実際のところは未遂で終わる。 またこの件に関わっているとされたくわまんがコメントで釈明するなどぎろかくとしては異例の出来事となった。 その後ピンで数回ラジオを行うが、どれも長野一回目のラジオ並の大不評で一時ラジオ活動を停止する。 ※追追追記改名後初ネットラジオ 週マス増刊号を数本刊行し周囲となじんできた為、タガが緩んだのか改名後も同じ掲示板を改装してネトラジ実況用に掲示板に使うという懲りていない様相で告知。 これらはぎろかくでも取り上げられたが、大して反応も無く当日に至る。 しかしすでに新しい波であるニコニコ生放送が始まっており、リアルタイムでの相手とのやり取りが簡単にできるスタイルとしては過去の物になった瞬間でもあった。 彼は女性Pをゲストに迎えて、ブログで好評を得た対話スタイルでウケを狙っていたようだが、 紋切り型のニコマスネトラジスタイルな上、女性P目当てのリスナーと、はしゃぐ。先生以外の見所は無かった。 リスナー数はそれなりに稼いではいたがどうやら荒しが宣伝しまくっていた様子。そのワリには荒れてないのは女性Pの語りに聞き惚れていたのだろうか。 調子に乗って2回目の放送をまた女性Pとラジオを行うが、前回以上のgdgdっぷりであった。 ただ途中で「好きなPは?」と問われたとき、「。先生が好き、本気で迷惑かけたのに…いつも…(涙声で聞き取れない)」などと言うや否やいきなり泣き声になり、女性Pに進行を丸投げする場面があり、リスナーをドン引きさせた。 今後はPV系MADを出すまでラジオはしないと断言したが、誰も信じていない。 社長 王様と仲間たちを丸めこんで自社の製品の開発に彼らを参加させた。 その行為はニコマス界の著作権的な問題として大きな波紋を広げ、各地で論戦が繰り広げられた。 直後にこの騒動に激怒した真性が彼らの会社が同人ゴロであると暴露。その元データにより社長と専務の実名がぎろかく民に晒されるという事態にまで達する。 結局P名義を商品からはずし、彼は動画非表示、商品はそのまま発売という形で決着がついた。 その後某大会で一時復帰、春香誕生祭前後に動画再表示、新作投稿をするが、結局また引退した。 なお、彼のうpした動画に不快なコメントを残した場合、威力業務妨害(刑法234条) に問われることがあるので注意が必要である。 専務 社長の実弟。にゃんにゃん動画で大ヒットを飛ばし、再生数では兄を上回っていた。 王様 帝国の創始者。帝王。そのカリスマ性と政治力により、ニコマス界を支配しようと画策しているとされる。 企画物などに優れた手腕を発揮しニコマス界の発展に大きく寄与してきた。 また、ぴoるPを悪の道から救った美談でも知られている。 しかし、順風満帆だった彼の人生を狂わせたのは、お下品集団ちんoうPの出現であった。 生来の潔癖症でエロ・グロ嫌いな彼にとって、ちんoうPは許せるものではなく、深刻な感情的対立を醸成することとなる。 対立が決定的となったのは、彼に暴走したちんoうPからクリーチャー画像が送られて来た事件である。 それは、睡眠不足と王としての重圧の中で執務する彼を、覚醒させ天空へと昇華させるに至った。 天空力を得た彼は、『Red fraction』を口ずさみながらロベルタのごとく、正義の鉄槌を狡猾なちんこうPどもに下すために動きだす。 帝国暦2007年10月20日 06 12 自ら敵地に侵入、ちんoうPの巣窟であるちんこうトピを消去し素早く撤退。 彼は華々しい奇襲を成功させ、不倶戴天の敵であるちんoうPが、慌てふためく姿を想像しながら勝利の美酒に酔ったのである。 後世の歴史家は、この奇襲作戦を真珠湾奇襲作戦などと並び戦史上最も優れた奇襲作戦と評している。 そして王の在位中最も輝いた瞬間でもあった。 しかし戦術的には成功した作戦であったが、戦略的には大きな失敗を犯すこととなった。 本丸を失ったちんoうPであったが、実質的な損害は無かった。 逆に新たなちんoうPが生まれ荒らしを始めたこと。 天空力の使用により、王様自身が代償として記憶の一部を失ったこと。 王様の親征に対して帝国内部からも軽率であるとの批判があり、帝国内の民心が離れ統治の為の対策が必要となったこと。 体制の引締めを図り、次の一手を打とうとしていた矢先、帝国内に激震が走った。 かねてからの不満分子であったユダPが裏切り、帝国内部の最重要機密であるIRCログを、ぎろかく民に晒したのである。 これにより、ニコマスを支配しようとしていた彼の野望が白日のもとに晒され、一転窮地に追い込まれたのであった。 ここで彼はひとつの決断をすることとなる。 状況の打開・帝国内の人心掌握、そして自らのカリスマ性の保持のため帝国内で参謀的立場にあった、ゆoみPの進言に基づき、カルタにより帝国民の士気を上げる策の採用である。 しかし、ゆoみPは狡猾な男であり、危険な裏の顔をもっていた。 ちんoうP憎しの感情に支配されといた彼は、ゆoみPの甘言に乗りカルタに帝国の興廃を賭けたのである。 秘密裏に進められたカルタ計画は順調進み、ついに完成の日を迎えた。 彼は宮殿に配下のPを招き祝宴をあげ、帝国民は勝利の凱歌ならぬツンデレの罵り声に精神を高揚させた。 ニコマス民は、カルタに驚き羨望の眼差しを帝国に送ったのである。 しかし、それは長続きしなかった。 P名は神聖なものであり、それをカルタに使うのは許せないとの声が上がりはじめた。 さらに、この計画を主導したゆoみPの裏の顔と闇の人脈が、彼らを快く思っていない人物からリークされたのだ。 帝国がゆoみPの金儲けに利用されていたと気付いたときには、民心は離れ忠実な配下だった者達まで謝罪をはじめたのである。 もはや帝国は、ちんoうPとの戦いどころでは無く、敗北に等しい和解という選択しか残されていなかった。 自ら、ちんoうPになることを決断したときの彼の心境はいかばかりだっただろうか? 王としての苦悩など我々ぎろかく民にわかるはずもない。 ニコマスの頂点に立てなかった彼だが、天空ヒットチャート誕生時、過去の実績・人柄などが、ぎろかく民に評価され頂点のさらに斜め上、Sクラスの天空Pとして伝説的な二人と並び称されることなったのである。 イト 一度引退宣言するもその後別名で復帰、新人を装い底辺スレで初めて作った動画だと言って自分の動画の検証を頼んだ。 新人とは思えないクオリティに底辺スレは騒然となりイトはご満悦だったが、イトと同じアカウントで動画をアップしていたため正体がバレてしまい、動画を全部消して本当に引退してしまった。 この騒ぎの最中、無名時代のEZがイトを騙って底辺スレで謝罪をしたため(後にEZが自白)みなの記憶に必要以上に残り、偽装処女=イトのイメージが定着、スレにイトやイト化の単語が頻出するようになってしまった。 上島 以前から引退→地獄巡りなどブログでの奇行が目立っていたが、その中の一つに自ら田中あ○まPのパクリをネタにしながら、「動画に突撃するな、これ以上するとブログ畳むぞ」とのたまった事がある。 その後つ○ねPのデート動画を紹介するが、動画にわずか数個の突撃コメ(これは胸囲的に少ないといってもいい)があっただけで「理解していただけなかったようで残念です」とブログを畳んだ。その様が上島竜平の持ちネタである「いいか、お前ら押すなよ!絶対に押すなよ!」に酷似していたことから、上島と呼ばれるようになる。 結局はブログを復活させたのだが、その第一声は「よっこらセックス!」であった。 。先生 先生はリアル職業からの由来。ハイザの友人で、ハイザと絡むと天空力が倍増する。 葱擁護で一躍スレの注目を浴びる。 EZに度々からまれるが、その正体が判明したとき、自分を騙していたハイザのための動画を作成し、ぎろかく住民の失笑もとい感動を呼んだ。 荒らしにも誠意を持って話せば伝わると考えるところが生真面目で、非常に先生っぽい。㌧の声優仲間でもある。 その真面目すぎる性格から常人とかけ離れた行動をすることも多い。 。先生の天空P入りはEZの責任ではあるが、短期間で天空Aランクまで上り詰めてしまった背景には○先生自身の性格が少なからず影響しているのは間違いない。 いろいろあって5月10日0時付けでブログを削除し、5月31日に全動画を削除した。ああ、くそ、なぜこんなことに。 その後何度かよっこらしたり、消したりを繰り返し、なにか思うことあってかニコマスからは撤退。 でもニコマスも見てるし、ニコマスのラジオをも聴いていて、ハイザともお友達のままのご様子です。 小島 Pには珍しくぎろかく好きを公言しており、たびたびブログでツンデレカルタ、上島、よっこらセックス!、EZ、MSC2などのぎろかくネタを出す。 小島は劣化上島の意味であり、ノーマルPVうpやスコアアタックで自らが使用している。 スレでは「構ってちゃん」「右肩下がりの再生数」「見る専ブログ乙」「文章力がない(byEZ)」と散々だが、それでもめげずにネタ振りする様はいじましい。 第一回ぎろかくレディオに凸し緊急出演するも、なにひとつ面白いことを言えず、第二回ぎろかくレディオにて「小島つまんない」とdisられた。 最倒さん EZが自分のブログ『頂室典範』にて「専属Pのことを『最もアイドルに傾倒するもの』と言う意味と最東み○くPに敬意を表して最倒さんと呼びたいくらいだ」といったところに由来する。スレでは「犀等」など勝手な漢字を当てられることが多い。最倒さんが最も輝くDLCの日には「祭盗」など、祭りの文字を使うのがお約束。 かつては帝国IRCで大人な態度を見せていた事もあったが、2月に音声素材をエロ動画に無断流用されてぶちギレ金剛。相手の動画は削除させたが、その禊として自らの全動画を非表示にする(後に解除)。過剰反応ではという意見もあったが、この時点では比較的擁護意見が多かった その後、続空のコメ欄で「ノーマルPVは見ません」との意見に、日刊秋月律子と称して日々ノーマルPVをうpしていた彼は「アイドルマスタータグ外せばいいんだろ」と激怒。 こっくんの「ノーマルPVではなくて編集している」というフォローも最近未編集のものを続けてうpしていたため逆効果。続空が学級会を開こうとするもその甲斐なく、釣り宣言をしてブログを閉鎖する。 しかしその後も黙々と律子動画を上げ続ける様やDLC配信日の大活躍などでスレでの人気は概ね高い。 しばらく目立った動きはなかったが、突如として今後の週マスへの自分の動画の掲載を拒否する旨を運営に伝えたことをブログにて発表した。 動機は不明だが律子の乗馬動画が週マスにランクインしたことへの抗議からという説と、Red fraction ロベルタで念願の一位を取るも、各方面からdisられたことの心労からという説が有力である。 それらの心労が原因かは不明だが、8月中でのニコマスP引退を表明、天空界だけでなく、ニコマス界でも有名である彼の引退宣言にはスレも一時騒然となった。 9月26日、動画全削除し完全引退。 最倒さんの、律子PVを毎日上げないと死んじゃう呪いにかかってるとの発言から、23日にzoomeメンテが長引き動画を毎日上げることが出来なかった為に 、呪いに倒れたとの風聞がある。 葱 2月9日にアイマス限定版フィギュアでボーリング動画(現在は削除)がうpされる。制作したのは映像技術部で、1年前の撮影当時にその一員であった葱が出演していた。 当初、スレでは問題視する意見はほとんどなかった。その後、葱の話題が出たときにブログを閉鎖していることが判明し、スレの燃料となった。 ぎろかくで注目を浴びたがっていたEZがこれをチャンスと考え、尻馬に乗って葱に粘着しスレまで立てた。 葱は別ブログにてよっこらセックスしたが、跡地のポエムの香ばしさ(葱曰く元ネタがあるらしい)と、映技へ全て責任を押し付けたかのような縁切り発言が波紋を呼んだ。 ―――葱の香りに、誘われて来たんだね。 ―――ほらごらん、あれが葱の花。 ―――葱坊主と言うんだ。 ―――そう、葱坊主。花言葉は、愛嬌者。 ―――もっとよく、葱を見て。 ―――これを、君にあげよう。これは、君の花だ。 彼の行動がきっかけで。先生はぎろかくのアイドルへの道を歩み始めることになる。※。先生の葱擁護ブログ そして、ハイザ、。先生、管理人など一連のねとらじ事件のキーマンなのだが下記の語録に上記の反省は無い。 +葱言語学 以下は第2回ぎろかくねとらじ放送時の実況IRCログより抜粋したものである。 23 39 (Negi) よろしいw 23 41 (Negi) wwwwwwwww 00 06 (Negi) 管理人wwww 00 49 (Negi) wwwwwwwwwwwwwwwwwww 00 53 (Negi) wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww 00 53 (Negi) 動画は好きなのかよwwwwwwwwwwwwwwww 00 53 (Negi) wwwwwwwwwwwwww 01 26 (Negi) 813祭りwwwwwwwww 01 31 (Negi) EDバレじゃねぇのかwwwwwww 葱言語は母音よりも頻出する文字があるという、世界的にみても稀有な言語である。だが圧縮効率が非常に高く、デジタル世代ならではの特徴といえる。しかし、「Q」と「E」の間にあるキーがかすれてないか心配だ。 そして晴れて天空入り後、ブログで天空烏龍茶を購入報告するなどぎろかく民である事、「茶」目っけがある事をアピールした。 しばらくは「王様橋の人」という代名詞を冠するほどに痛機関連動画とヤヨイスキーでじわじわと天空力を弱めていたのだが、 ドラキー、上島信者のリッちゃん派Pと供に底辺ちんこ組の活動から周りへの発言力を持つようになってくる。 秋メドレーでじかぜを呼び込み自らも参加して、古参ちんこ組なら5桁動画でも元老院入りできる事を証明。 そして元老院に加入さえすれば(注:自身の黒歴史を無視できる)他のP説教する権利がある事を白装束包囲網IRCでぎろかく民に知らしめた。 サンライズ りっじゃあの名作「太陽のあずさ」が権利者削除された直後に同じ曲を使用したMADを「太陽はまた昇る」という名言と共にアップロードした。 ぎろかく名の「サンライズ」はこの名言にかかっている。 サンライズの態度は権利者を挑発しているのに等しく、スレは騒然となった。 しかしスレの大勢と違い、彼のブログにはまるで「権利者側が悪い」とでも言わんばかりの擁護コメも見られ、スレ住民を驚かせた。 擁護の声はともかく、さすがに本人自身は反省しているものと思われていたが、最近になって団結でまた太陽を昇らせ、天空人特有の懲りない性格であることが裏付けられた。 tl○ IRCメンバーでこっくんの取り巻き。 |l、{ j} /,,ィ//| / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ i| !ヾ、_ノ/ u { }//ヘ | あ…ありのまま 今 起こった事を話すぜ! |リ u' } ,ノ _,!V,ハ | < 『F-2を壮絶にdisっていたと思ったら fト、_{ル{,ィ'eラ , タ人. | いつのまにか壮絶にdisられていた』 ヾ|宀| {´,)⌒`/ | ヽトiゝ | 催眠術だとか超スピードだとか ヽ iLレ u' | | ヾlトハ〉. | そんなチャチなもんじゃあ 断じてねえ ハ !ニ⊇ '/ } V ヽ. │ もっと恐ろしいぎろかくの片鱗を味わったぜ… / 丶'T'' /u' __ / /`ヽ \____________________ こっくん、EZというぎろかくが誇る2大天空Pになぜか好かれているかわいそうな人。結構口が悪く、ブログでよく他人や見る専に皮肉めいたエントリを書いていた。 しかしEZに乗り込まれたり、disった相手が大物と分かると急に態度を変える様がギロカクで笑いの種となり、すっかり小物のイメージが定着してしまった。 そのため天空ランキングも最低のZ評価である。 性格の割りに作風はピュアなものが多く、その動画が織り成す美しいしらべはいきり立ったキチガイの精神を鎮める効果があると言われている。 色々あったがその後、IRCにてtloとF-2Pが和解する。 ブログもよっこらセックスし、その直後は相変わらずのtl○節炸裂にぎろかくでも話題になっていたが、その後はそれほどでもなかった。 七夕にうpした作品は、「R○gerPリスペクト」とタグロックするくらいパクリリスペクトぶりと、当初はすぐに消すといっていたにもかかわらず結局は消さないというgdgdっぷりが話題を呼んだ。 【参考魚拓】 http //s02.megalodon.jp/2008-0404-2030-00/tlop.sblo.jp/article/13355826.html http //s02.megalodon.jp/2008-0405-1723-13/tlop.sblo.jp/article/13410434.html http //s03.megalodon.jp/2008-0406-1532-16/tlop.sblo.jp/article/13587616.html http //s01.megalodon.jp/2008-0406-1533-30/tlop.sblo.jp/article/13628885.html F-2P MSC2のFinal(決勝)2番目の動画制作P。 その正体は年度末救世主的ぎろかく民。35万再生(非ニコマス)を誇る聖○P。詳細は「tlo」を参照。 ハイザっく 社長大嫌いが高じて騒動のまとめと称する告発動画を作った人。名前の通りハイザ=EZを意識している、らしい。スレ的にはあんまり居て欲しくないキチガイ枠の一人。 よくEZと比較され、スレ住人から「基地外だがちっとも面白くない」など評されている。 本スレが汚い話をしない(本人談)のが憎いらしく、よく本スレに突撃する。住人は大迷惑。 普通のMADPVも作れるが、本スレ自貼りもスルーされるわ動画もコメントつかないわで(´;ω;`)かわいそうです。 ぎろかくでぎゃあぎゃあもめたあと引退宣言などしているが、本スレに自覚症状のないキチガイが出るたびに、ハイザっく復活の文字がスレを賑わしている。 嫌いな言葉は威力業務妨害 管理人(ねとらじ) ゴールデンウィークの最中、スレにてぎろかくのネトラジをやろうと発言する。 当初スレでは「盛り上がらないんじゃないか」との冷めた意見が主流で、注目度も低かった。 しかし管理人がしたらばに実況板を立て(現在は削除)、5/4の23時に第1回放送が始まってみると、管理人の手馴れた司会進行もあり、IRCでもネタになるなど大いに盛り上がった。 第2回放送は5/6の23時スタートで、視聴者は180人超と前回以上の注目度で好評のうちに終了した。しかし、放送中に自らネタ振りし正体バレバレの「天空P(参加者名)」をハイザといってしまったことが、後日大きな騒動となる。 . これにより「EZ」もしくは「ハイザ」名で活動した場合は。先生の動画を荒すと宣言していたauが、それを実行する。この原因がねとらじにもあると考えた。先生が抗議のため、自ブログを閉鎖すると宣言。 。先生はねとらじ掲示板にも書き込み、苦言を呈した。荒しに責任を感じていた管理人は謝罪し、。先生は完全に納得できてはないようだが、これでこの話は終了――するはずだった。 . 。先生のブログ閉鎖を止めさせたいEZが暴走し、管理人に。先生へP名でのメール謝罪を要求する。 そこで管理人が思わぬ天空力を見せ、P名公開し動画を全削除する。その後は青鬼を演じてるのか、本当にどうでもよくなったのか、逝かれたレスをねとらじ掲示板に残し続けた。 EZに係わった人間は、その内なる天空力が何倍にも引き上げられるという事を再認識した事件であった。 【参考魚拓】 http //s03.megalodon.jp/2008-0510-0003-48/jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/radio/566/1209917254/896- http //s02.megalodon.jp/2008-0509-1653-17/yaplog.jp/okina33/ 引退したと思われたが、亜美真美生誕祭にまさかのよっこらセックス! 「底 z」dis謝罪3部作でニコマスP活動を終了と宣言しておりながら、なぜか美希誕生日動画や歌ってみた動画をうp、不思議な存在のままであった。 その静寂が破られたのは12月28日のねとらじ「ぎろアナ」。ognasのスレにメールみろとのメール。そのあと管理人ホストでognasゲストのラジオ後ろから被せて始めた。 その中で。先生やハイザラジオに関する発言があったためハイザが降臨などデジャブを感じるヤラセ感満載で進行。 ここで「60以上もレスして、ぎろかく自警団してた」「中の人しか興味ない」「インド?あえーちーうえる・・・」「わたアイ?ああそうね」「ぎろかく性善説」と迷言を連発。 最後の2時間は一人で声優話を延々と展開し意味不明なラジオであった。 翌日。先生が実況スレに降臨し、録音をうpしろ&管理人はメールをよこせとのレス。管理人はみずからの掲示板に誘導し先生を悪者にしたてあげ同情を買うのに成功。ここから異次元展開に突入する。 。先生に謝罪した舌の根の乾かぬうちに、「スカイプタイマンテレフォン」を告知。叩きや煽りを挑発する内容で天空力のあふれ出す自らの痴態を誇示。おそらく自分の腕を過信しての暴走と思われる。 当日朝、ニコマススレ、ぎろかくにキチガイが襲来。その状態の中で敢行したため、宣伝されまくるわ、キチガイにエサ与えるわ、 住民が与えたエサで他ジャンルの管理人動画が晒されるわ、スカイプ誰も来ないわ、フルボッコ状態で泣きながら愚痴吐きで終了。初陣での華々しい評価とは対照的な悲惨な終わり方であった。 その直後、ognasがフォローのラジオをしたのだが、そのさなかスカイプタイマンテレフォンの実況スレを削除、自分の動画を全て非公開にして悲劇のヒロインをアピールしている。 引退は自殺と同じで自分を見て欲しいためのアピールであるため、しばらくしたらよっこらするであろう。(後日オグしたらばでイト化とよっこら予告した) 25歳(5歳、四半世紀) 天然Pに絶賛ストーカー中 詳しくはまとめを読めばいいと思うの。 ブログと24時間アイマスTVコミュで活動していたが、現在は両方とも削除。 騙りコミュのまとめはこちらなの。 ついに死ぬ死ぬ詐欺まで! その恐怖は半ば伝説となっており、いまだに、#天然チャンネルに素性の知れない人物がいると、25歳では?という エスパー合戦が繰り広げられるほどである。 英知(i) ニコマス系絵師。 後に肴の移転前blogのコメント欄から肴の気を引くためにアイマス絵を始めたことが判明。 同時に自分から積極的にアプローチしていたことが発覚し、それが完全に自身のmixiの日記と食い違っている事から軽い虚言癖があると思われる。 肴とは昨年の末から交際(?)を始め、周りにそののろけっぷりをひけらかすほどだったが、今年の夏に肴の二股が発覚。 一時は寄りを戻したらしいが2008年9月08日にmixiに以下の文章を載せて絶縁宣言した。 電話 なんか携帯の電池が切れるまで延々いろいろ言われたよ。 「隣のことを言うタイミングも言う必要もまったくなかった。」 私の何処がダメかとか後付けっぽく愚痴愚痴。 今言われても言い訳にしか聞こえないんだけど・・・ 「人の話ちゃんと聞かない」とか。 長い話は苦手だからな。この電話みたいに。 「なんでも決め付けて言う」とか。 その言葉おまいにそっくり返すよ・・・ 「IRCで付き合って仲良くしてる話とかされるのがすごく嫌だった」 「僕の個人情報を色々勝手に言うな」とか。 その日にあった面白かったりおいしかったことのついでの話 の感覚だったけどどうやら言うのはまずかったらしい。 皆のアイドルだからねー。そうだよねー。 かっこつけて虚像を作りたいんだもんねー。 チョット中国っぽいね。 すごいダメな人なのにいいとこだけを見せようとしてるところ。 頂点方から口止めされててほんとはいっちゃまずいこと 色々私に言ってたもんね。 まずいこといろいろ知りすぎてるんだよね。 UMRは僕の話を聞きたい人のためのチャンネルで 他人の雑談のためのチャンネルじゃない」とか。 そうですね、皆に注目して欲しいからラジオやるって チャンネル立てたのに 自分が入れない話題されても困るよねー(笑) そんなに色々嫌だったのに発覚するその日も部屋に呼んでたよ。 週1~2で。 気になる存在、って程度でもやることはやるらしい。 チョット私の理解の範囲を超えすぎている。 「こんな話相談されても皆迷惑だし 誰も君になんか興味ないんだから誰にも言うな。」 色々ひどいこと言われたけどこれが一番ひどい。 苦手な電話だと言い返せないの知っててフルボッコだよ! 僕もまぁ悪いかも知れないけど?君も悪いし?別に好きとかじゃないから 分かれても全然平気。というスタンスに決めたぽい。 もう元気なんだって。 なんか、人として基本的な部分がおかしいので話にならない。 ずれすぎてて気持ち悪い・・・ 「そうやって言い触らすの信者作ってるのと同じでしょ?気持ち悪いよ?」 ラジオやってカッコイイ自分だけ体よく見せてファンという信者たくさん作ってる人がなんか言ってる! cf.この件に関する参考資料として、経験豊富な数字板の姉(c)達の貴重なお言葉を置いておく 件の騒動についてだけど例によってぎろかくにヲチされてるみたいなので書き込みづらいなw まあ一つだけ言っておくとああ言う恋愛沙汰のゴタゴタを日記に書いて同情を買おうとする子は結構いて、 その大体が被害妄想気味なんであんまり深刻に受け止めない方が良いよっ兄(c)達 上述の騒動以後は、IRCをはじめとしたニコマスコミュニティに何食わぬ顔で居座り続ける事以外に目立った行動はしていなかったが、 後に起きる原産事件のIRCログ晒しを皮切りに、無言キックなどをはじめとした問題行動の報告が後を絶たなくなる。 そもそも最初の問題発露も痴話喧嘩の末の瞬間暴走ではなく、天空たる力を姫た、いわゆる天空姫の完全覚醒までの序章でしかなかった。 と、のちにぎろかく民は思い知るのである。 肴 UOM@S@の歌い手。 親のスネをかじりつつ彼女に貢いでもらいながら一人暮らしを続けるヒモニート31歳。 英知と隣の人との二股をつづけ、隣の人の私物を部屋に置きっぱなしのところが見つかり問い詰められた時も 「普通って何?普通の人と付き合いたいなら僕は無理」 ということを言ってのけたすごい人。 詳細は「英知」の項を参照。 主な棲家はIRCch#UMR、本件については完全黙秘を貫いている。 天空一代記・第二編はこちら 当ページの訪問者数 本日 - 人 昨日 - 人 合計 - 人
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気がつくと僕は固い床ではなく、草むらの中に居た。 青い葉の匂いの中に混じる自分の精とアンモニアの匂い、身体中にまとわりつく 濡れた制服の感触がついさきまでの事が夢ではないと教えてくる。 どうして僕は突然こんな所に。 それより、僕はどうすればいい。 身体が重くて指一本すら動かない。 その時だった。複数の人の気配がした。 そして僕を呼ぶ、声。 まさか、そんな。 涼宮さんの声が僕の名を呼ぶ。 どうしよう、こんな姿を見つかるわけにはいかない。 けれど身体はまるで呪縛にかかったように僕の意思を受け付けない。 視線を僅かに動かすのが精一杯だ。 僕の動揺などお構い無しに声がどんどん近くなる。 まるで僕がここに居ると解っているかのように気配はあっと言う間に近くなり、 涼宮さんの声に混じって朝比奈さんが泣きそうな声で僕を呼ぶ声が聞こえて、 すぐ傍で草むらが鳴り。 「古泉!」 気がつくとキョン君が僕を抱き起こしていた。 駄目です、触らないで下さい。あなたが汚れる。 上手く言葉に出来たのかは解らないが、彼に「うるさい!」と一喝された。 心配そうに僕を覗き込む涼宮さん、に朝比奈さん、そしてその後ろに長門さん。 どういう仕組みかは解らない。テレパシーのようなものなのかもしれない。 長門有希が僕にだけ聞こえるように言った。 「あなたの声が聞こえた。だから」 僕はそのまま気を失った。 耳元でちゃぷん、と水が揺れる音がして目が醒めた。 いい匂いがする。温かな湯に包まれる浮遊感。 「気がついたか」 彼が僕を見下ろしていた。 「急に動くなよ。泡が目に入る」 泡? 僕と彼はバスタブの中に居た。彼が僕の髪を洗っている。そんな、まさか。 「どうして!何を、あなたは…!」 「どうしてって気絶してたからだろ。いいからそのままでいろ。後流すだけだ」 やめてください!僕に触らないで下さい、僕は汚いんですから。 「何言ってんだか。汚くなんかない。ちゃんと洗った」 バスタブには湯面が見えないほど泡が浮かんでいて、花のいい香りがしている。 「朝比奈さんがしてくれたんだよ。気絶してる奴の身体洗うのは大変だろうからってさ。 俺もこんなん初めて入った。男2人で泡風呂ってのもちょっとアレだがまぁネタになって面白いだろう」 彼が真顔で泡立てた僕の髪を梳してくれる。どうして、こんな。 流すから下向け、と彼に言われて頭からシャワーをかけられた。 やめてください。僕はそんな事をしてもらえるような存在じゃない。 「うるさい。黙ってろ。何も言わなくていい」 お前は何も悪くない。 そう言われて僕はよく解らないけれど切なくて悲しくて、けれど嬉しくて。 彼はちゃんとリンスまでしてくれて、殆んど足腰の立たない僕の全身の泡を落とし、 脱衣所で簡単に湯を拭き取って下着を着せてくれた。 パジャマのズボンまでを穿かせてくれた辺りで外の涼宮さんが何度も声を掛けてくるから 彼が許可すると涼宮さんと朝比奈さんが入ってくる。 涼宮さんが髪を拭いてくれて、朝比奈さんが僕にパジャマの上を着せてくれる。 ボタンを留める華奢な指先が震えていて、何だか申し訳なかった。 そしてキョン君は僕を抱えるようにリビングへ運んで、涼宮さんに「後は頼む」と伝え、 自分も服装を整えるためだろう、脱衣所に戻っていった。 「もう『機関』なんぞ捨てちまえ」という囁きを残して。 涼宮さんが僕の髪をドライヤーで乾かしてくれる。 「古泉君の髪ってば本当にきれい。さらっさらねぇ!何か悔しいわ!」 多分僕の為に明るく振舞ってくれるのだろう。その優しさが心苦しくて、けれど嬉しい。 朝比奈さんがスポーツドリンクを飲ませてくれて、僕の手をぎゅっと握っててくれる。 長門さんが雑炊の盛られたお盆を僕に差し出して「食べて」と言ってくれる。 僕は涙を堪えるのに必死でどうしていいのか解らない。 僕が身体を硬くしたままそれを受け取ることが出来ずにいると、涼宮さんが明るい調子で 「有希、たべさせてあげなさいよ」と言う。 長門さんは小さく頷くと僕に雑炊を掬ったスプーンを差し出してくれるから、僕はそれを口にした。 味なんて解らなくて胸が一杯で、目元を指が優しく掠めて、朝比奈さんが涙を拭ってくれたのだと解る。 女性陣があれこれと僕の世話を焼いているのをキョン君がやれやれという表情で見てる。 でもその表情はとても温かくて僕は涙を止める事が出来なかった。 「おい、そろそろ腹を決めろ、古泉」 僕が食事を終えると彼が僕を見て言った。 「お前がそんな目にあってまであんなクソ組織に付き合う必要なんざない」 涼宮さんが不敵な表情で僕を見てる。その瞳は怒りに燃えてとてもきれいだ。 朝比奈さんは決意をこめた表情で、長門さんはいつものように静かに僕を見てる。 「うちの大事な副団長をこんな目に合わせるなんて絶対に許さないから。めっためたに仕返しして 生まれてきたことを後悔させてやるわ!」 「そ、そうです!絶対に許しませんから!」 「ターミネートモードの準備はできている」 「お前はSOS団の団員だ。うちには無敵の団長様がいるんだぜ?」 だって、そんな事をしたら。 「知るか。お前を玩具にするような連中、どんな手を使ってでもぶっ潰してやる」 「有希も良いって言ってくれたし、今日はこのまま皆でここに泊まって行く事にしたから!」 「機関」へ殴り込みという物騒な相談もあらかた話が決まると既にパジャマに着替えた涼宮さんは 高らかに宣言した。 僕は泣いてしまって赤くなった目元が恥ずかしく、朝比奈さんが持って来てくれた濡れタオルで 目元を冷やしている。 長門さんとキョン君はリビングと隣の部屋に布団を敷いていた。 何だか合宿みたいだ、と温かな気持になっていると涼宮さんが僕の顔を覗き込んで ウインクして言った。 「今日はいつも頑張ってくれてる副団長に特別大サービスよ。特別に誰と寝たいか選べる権利を あげるわ!さぁ、誰と寝たい?」 …その、それは一体…!? 「おい、ハルヒ!それは女子も選択肢に入るのか!?」 彼が慌てた風に涼宮さんに指を指して問い詰めている。当たり前だ。 「サービスだもの当然じゃない!古泉君はあんたと違って紳士だもの。変な事しなから大丈夫よ」 「誤解を招くような事を言うな!俺だって変な事なんてしない!」 「なぁによ!あんたどうせみくるちゃんと寝たいんでしょう?エッチね!」 「だから誤解を招くような事を言うな!」 いつもの痴話喧嘩みたいな言い合いだ。 けれど今の僕にはそれすら何だか嬉しくてホッとする。 僕は間違いなく彼らの一員で、ここが僕の居場所なんだと実感できる。 朝比奈さんは困ったような様子で笑いながら見ているし長門さんはいつもと同じで じっと2人のやり取りを見つめている。 僕も一緒になってそれを見ていたのだがまた涼宮さんに答えを振られた。 「ほら!古泉君!遠慮しないでいいのよ?誰にする?みくるちゃん?有希?それともあたし?今ならオプションで子守唄も付けとくわ!」 「あー…ええと」 …大変ありがたい申し出なのだがこれはちょっと…何と言うか…色々困ってしまう。 「僕はキョン君と寝ますので」 「なぁによ、遠慮しないでいいのよ?」 いえ、遠慮している訳では無いですし気持はありがたいのですが…僕も色々不健全な目に合っていますが一応はノーマルな成人男子なので女性陣のどなたかと、というのは落ち着かないといいますか…。 折角の涼宮さんの好意を無下にしないようになんとか言葉を捜して辞退させてもらう。 「もう、古泉君は謙虚ねぇ!キョンも少し見習いなさいよ」 「だから何でそこで俺を引き合いに出すんだ!」 「いえ、謙虚とかではなく、彼の傍は落ち着くので」 嘘は言ってない。汚物に塗れた僕に躊躇せず触れ、お風呂で僕の体を全て見て僕がどんな目に合っていたのかを知ってしまっただろうに僕への態度をまるで変えない彼は何と偉大なのか。 それどころか僕の為に「機関」と真っ向から立ち向かうと言ってくれている。 僕の答えにキョン君は「俺かよ、気持悪い」とでも言うかと思ったのだが「ま、妥当な線だろ」と頷いた。 「そうねぇ、まぁそれが健全ね!キョン!古泉君いじめちゃ駄目よ!」 「誰がいじめるかよ。お前俺を何だと思ってるんだ」 彼は涼宮さんに食ってかかっているが、涼宮さんは知らんぷりで朝比奈さんと長門さんと 「じゃ、私達は3人で寝ましょうね」なんて言ってわざと無視している。 結局女性陣は広いリビングで寝て、僕とキョン君は奥の部屋に寝る事になった。 僕達が隣の部屋へ行こうとすると涼宮さんに呼び止められた。 「ちょっと屈んで!」 腕を軽く引かれて内緒話でもするのかと耳を寄せると、柔らかなものが頬に触れた。 「…!?」 …これ、今のは、もしかしてキス? 驚いて涼宮さんを見ると、彼女は瞳を優しく輝かせ笑った。 「いい夢が見られるように、おまじないよ!はい、みくるちゃんと有希もね!」 そうして涼宮さんに背を押され、朝比奈さんははにかんで笑い「おやすみなさい」と囁いて キスをしてくれた。 長門さんはいつもの無表情のまま僕の頬にキスをしてくれて「睡眠時の記憶を起床時に残さないよう操作は可能」と言った。僕は首を横に振った。きっとその必要は無いだろう。 隣でキョン君が涼宮さんに「おい、これは不公平じゃないか?」と抗議しているが 「悔しかったらあんたも手柄を立てて昇進しなさい」とニヤニヤと笑っている。 「…じゃ、僕からではどうでしょうか?」 「いらん!」 僕と彼に与えられたのは1組の布団で(女子は2組で3人だ)彼はてっきり文句を言うと思ったのに、何も言わなかった。 まだ体のあちこちが痛んだけれど、彼が変に体の事を気遣ったりしないのが逆にありがたい。 「子守唄のオプションはつかないんですか?」と冗談めかして聞くと「俺には付いとらん」と ぶっきらぼうな返事。隣の部屋からは小声が時々かすかに聞こえる。きっと女の子同士の内緒話でもしているのかもしれない。 そのまま黙って目を閉じていると彼が暗闇の中、僕の方を向いた。 「これはオプションだ。少々薄気味悪い事をするが、嫌なら嫌と言え」 そう言うと彼は僕を引き寄せて抱きしめてくれたから驚いた。 温かい。こんな風に誰かに抱きしめられる事などこの能力を得てからすっかり忘れていた。 なんだかお父さんみたいだ。彼は同級生の筈なのに。 「おまじないは無いんですか?」ふざけて言ってみる。きっと「ある訳無いだろうが」と言われるだろうと思ったのに彼は何も言わない。 あれ、と思っていると前髪を手で上げられ、額に柔らかいものが触れた。 「ハルヒ達には内緒だぞ」 彼が照れくさそうに視線をそらしながら言った。 更にここからキョン×古泉ED